桂馬と飛車で捌く展開にする


上図は後手四間飛車から端棒銀にした展開で▲2七飛とした変化手順の局面。ソフトの評価値+465で先手有利。

2八の飛車を▲2七飛とした形で、実戦は▲3八飛でした。

▲2七飛とする形は一時的に中途半端な形ですが、2筋に飛車がいることでいつでも▲2四歩の筋がありました。

この局面は先手有利になっていますが自分の感覚では全くの互角という感じです。

先手は飛車と角と桂馬で手を作っていくことになりますが、攻め駒が少ないので難易度は高いです。

▲2七飛以下△4二角▲4五桂△6四歩▲同歩△同角▲4六歩で、ソフトの評価値+381で先手有利。

この手順の△4二角は分かりにくい手ですが、▲2四歩△同歩▲同角なら△3三桂として以下△2一飛や△9一飛のような含みがあります。

先手が動いた手に反応する指し方でこの展開も先手の方が評価値がよさそうですが、▲4五桂も有力な手だったようです。

▲4五桂は1歩を補充して5段目に桂馬が跳ねることで、右の桂馬が最低限の役割を果たした感じです。

後手の△6四歩は狙いの手で、▲同歩△同角が香取りと△4四歩と△6五歩など楽しみが手が多いです。

△6四角に▲4六歩と受けるのは香取りを防ぐ意味で仕方ありませんが、この時点でもまだ先手が指せているようです。

評価値がなければ先手の指し方は冴えないなと思いがちですが、ソフトの感覚についていけてないようです。

▲4六歩以下△4四歩▲2四歩△同歩▲同飛△6五歩▲同銀△同桂▲6六歩で、ソフトの評価値+732で先手有利。

この手順の△4四歩で先手の桂馬は取られそうです。

5筋の歩が切れていれば▲5三歩のような叩きの歩がありますが、切れてないので▲2四歩とします。

▲2四歩△同歩▲同飛はそれなりに先手にとって価値の高い手ですが、後手は1段飛車なので▲2一飛成が利きません。

また飛車の空成りはやや攻めが重たくなるので指しづらいです。

そのような意味で評価値以上に先手は大変なイメージがありました。

後手の△6五歩は位を取ることで手厚く指す方針ですが、▲6五同銀~▲6六歩が盲点でした。

銀を捨てて桂馬を取りにいくという指し方はたまに見られますが、手が見えてないと▲7七銀と引きそうです。

先手から▲6五歩~▲6四桂のような逆襲があります。

なお△6五歩で△4五歩と桂馬を取る手は、以下▲6五歩△4二角▲2三飛成△9五歩▲同歩△9七歩▲同香△9一飛▲8六歩で、ソフトの評価値+467で先手有利。

この手順は後手は桂得になりますが、▲6五歩と逆に先手が6筋の位を取る形です。

△4二角に▲2三飛成の空成りに対して△9五歩~△9七歩~△9一飛と動きますが、▲8六歩で先手が指せているようです。

△9七歩に▲同香も自分の感覚では浮かびにくい手ですが、取れる歩は堂々と取るというのを最初に考えたいです。

桂馬と飛車で捌く展開にするのが参考になった1局でした。