桂馬の交換をしてじっと歩を打つ


上図は、後手△3三金戦法からの進展で△3三銀とした局面。ソフトの評価値-90で互角。

実戦は▲4七玉としましたが、あまりよくありませんでした。

対局中は先手の指し方がさっぱり分からなかったですが、局後の検討では手待ちをするなら6筋から動く手を考えるべきだったようです。

ソフトの推奨手は▲6五歩だったのですが、せっかく6筋から動くなら▲6九飛もありそうです。

ただし、▲6九飛はソフトの候補手にもありませんでした。

△3三銀以下▲6九飛△4四歩▲6五歩△同歩▲同桂△6四歩▲7三桂成△同金で、ソフトの評価値-24で互角。

この手順は▲6九飛は6筋に飛車を回ることで、6筋に攻めの照準をおく手です。

数の攻めでは先手が勝っているので後手は受けに専念することになりそうです。

後手の△4四歩は少し指しにくい手かと思ったのですが、▲4五桂に備えている意味がありそうです。

△4四歩では△4四銀も有力ですが、将来▲4五桂と跳ねることができるので損得は難しそうです。

△4四歩は手堅い手のようで、後手からは△3五歩のような筋もありそうです。

先手が▲6五歩と合わせた時に△同歩▲同桂に△6四歩と打つのが大事な手のようです。

以下▲7三桂成△同金で後手は6四の地点を2枚の金駒で受ける形です。

後手の3段金になったのは少し弱体化しましたが、6四の地点の補強では仕方ないようです。

この局面は互角ですが△7三同金の局面が後手から△3五歩のような手があるので、先手が▲6九飛とするのはぱっとしないと判断したのかもしれません。

最初の局面図でソフトは▲6五歩を推奨していました。

▲6五歩△同歩▲同桂△同桂▲同銀右△6四歩▲5六銀△4四銀▲6七歩で、ソフトの評価値-148で互角。

この手順は6五の地点で桂馬を交換する手で、対局中は少し浮かびましたが桂馬の交換がどちらが得をしているのかが分からなかったのでやめました。

桂馬を交換すると将来後手から△6六桂の両取りのような筋が残るので、先手が少し嫌な形かと思っていました。

桂馬を交換して△4四銀がよくある手ですが、価値が高いです。

5三の地点の補強や△3五歩とか、事前に▲4五桂の銀取りを受けている意味があるようです。

△4四銀に▲6七歩もよくある手ですが、この手は覚えておかないと指せない感覚です。

数手前に後手の6筋の位に反発して▲6六歩と動いたので、その印象が強く残っていると▲6七歩と局面を収める感覚にならないです。

角換わり腰掛銀でも6六の銀が浮いているときに▲6七歩という手はたまに見かけます。

▲6七歩以下△1五歩▲同歩△3五歩▲4五桂△3六歩▲4七銀で、ソフトの評価値-180で互角。

この手順は▲6七歩に△1五歩~△3五歩と動いてきました。

△3五歩に▲同歩なら△1八歩▲同香△3六角があります。

よって▲4五桂と跳ねて3六の地点に空間をあけないようにする指し方のようです。

△3六歩の取り込みには▲4七銀と引いて自陣を固める手が大事みたいです。

攻めの手も簡単にないので受けに回って、以下△3五銀なら▲1七角△4四銀▲5六桂のような感じです。

桂馬の交換をしてじっと歩を打つのが参考になった1局でした。