詰まない形にする

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△8四歩と打った局面。ソフトの評価値+99980で先手勝勢。

対局中は△8五歩と打たれたときは先手が悪いと思っていたのですが、後から棋譜を解析すると評価値が999・・と出ていたので驚きました。

自分の使っているソフトで999・・と出ると即詰みがあるということですが、後手が△8五歩と打ったのに評価値が先手に999・・と出るのは初めてでした。

最初は意味が分からなかったのですが、△8五歩には先手はいい手があったようです。

しかし実戦では分からず▲8五同龍としたので△8四歩だったら、ソフトの評価値-1915で後手優勢。

この手順は▲8五同龍として上部を手厚くしたつもりだったのですが、△8四歩と打たれたら先手の方が少し足らないようです。

△8四歩には▲6六馬のような手もありますが△7四桂で、ソフトの評価値-2525で後手勝勢。

このような展開は先手がまずかったです。

▲8五同龍では▲9七玉がありました。ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手の▲9七玉は対局中は全く見えてなかったのですが、よく見ると先手玉は絶対に詰まない形です。

▲9七玉に△8六銀と打っても▲同角があります。

また▲9七玉に△8八銀と打っても▲同馬があります。

▲9七玉に△8三金は▲6六馬△8四桂▲同馬△同玉▲7五角△7四玉▲6六桂で詰みです。

評価値が推奨手を指すと+99980から+50000になったのは、この局面がやや特殊なケースであったと思いますが、先手勝勢だったの同じでした。

最初の局面の考え方でまずかったのは、▲8五同龍に△8四歩と打たれたら少し悪そうだがその後どう指したらいいかとそればかりを考えたのがまずくて、消去法から別の手を考えたら▲9七玉が浮かんでいたと思います。

理想は最初に浮かんだ手が最善手だったらいいのですが、そうでない場合が多いです。

特に早指しだと最初に浮かんだ手が良くない場合に、早い段階で別の手を考えることが意外と大事なような気がします。

このあたりの終盤の手の見え方というのが、結局は勝敗に大きく影響しそうです。

自分の指した将棋を調べてみると、特に終盤の勝勢からやり損なっているのがかなり多いようです。

詰まない形にするのが参考になった1局でした。

寄せは正確に指す

上図は、相居飛車から後手右玉の進展で△7四銀と6三の銀が上がった局面。ソフトの評価値+5475で先手勝勢。

対局中は5八にと金もできて少し怖い形になりましたが、まだ先手玉は詰めろになっておらず、ここで先手の手番なのでうまくいけば寄せきれそうかと思っていました。

ソフトの評価値は先手勝勢ですが、このような評価値でも結構終盤で間違えて気がついたら逆転していたといいうのはかなり多いです。

勝勢の局面から間違えないように指せればいいのですが、これが意外と簡単ではないです。

寄せのちょっとした手が見えていないということが多く、後から見ればそんなに難しい手ではないのになんで気がつかないのかということがあり、本局もそんな感じです。

実戦は△7四銀以下▲8四桂△6五銀直▲同歩△6三銀打▲5三銀△7三玉▲6二角△8二玉▲7三金△9三玉で、ソフトの評価値+2195で先手勝勢。

この手順の▲8四桂は自分の棋力からすれば手が見えていた方で、△同飛なら▲5一角からの寄せが決まりそうです。

よって後手は△6五銀直として6五の桂馬を抜いたのですが、そこで▲5三銀から▲6二角が王手は追う手のあまりいい手でなく、以下9筋に逃げられては先手勝勢となってますが、持ち駒を使い果たして怪しい寄せのような感じです。

もう少しすっきりした寄せ方があったようです。

まず実戦の▲6五同歩では▲7二金で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手の▲7二金は直前に8四に桂馬を打ったのならすぐに見えそうな手ですが、なぜかこのときは全く見えていませんでした。

目の付け所が悪いですが、▲7二金に△6三玉とした手には▲8一金でなく▲5二角から即詰みがありました。

▲7二金以下△6三玉▲5二角△6四玉▲6五歩△同玉▲6六銀△6四玉▲5三銀まで詰みです。

▲6五歩と銀を取った手が王手になって以下並べ詰みで、そんなに難しい手順ではありません。

▲7二金から▲5二角が見えるかがポイントです。

また別の手で実戦の▲5三銀では▲6四角で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は、直前の△6三銀打として7三に逃げる形になったら後手玉ももう少し粘れそうですが、ここでも8四の桂馬があるうちに▲6四角という手がありました。

▲6四角は少し打ちづらい手ですが、自分の使っているソフトで50000と出ると受けなしのようです。

▲6四角は▲5三と△7一玉▲6二銀の詰めろですが、△6四同銀としても▲7二金△6三玉▲5二銀で詰みです。

▲6四角に△6一桂としても▲5三銀△同桂▲同と△7一玉▲6二金まで詰みです。

▲6四角に△8四飛は▲7三銀△7一玉▲8二金△6一玉▲8四銀成で以下△6四銀そしても、▲7一飛△6二玉▲7二飛成△5一玉▲5二龍まで詰みです。

このように後から見れば寄せで2手甘い手を指していたのですが、このあたりは連続王手の詰め将棋と違う感覚で指す必要もあり、もう少し寄せの形をたくさん形を覚えなければいけない感じです。

寄せは正確に指すのが大事と分かった1局でした。

少ない戦力で攻めを続ける

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△2二歩と打って受けた局面。ソフトの評価値+742で先手有利。

対極中は先手は穴熊に組んで飛車が活用できて▲6四歩と攻めの拠点を作る手があるので、少し指しやすいと思っていました。

ただし▲6四歩と打っても△7三金寄とされた後の攻め方がはっきり分からかったので、見た目以上に難しいのかとも思っていました。

実戦は▲6四歩△7三金寄▲7七角△同角成▲同金寄で、ソフトの評価値+592で先手有利。

この手順は▲6四歩と攻めの拠店を作ってから▲7七角として角交換を目指す手です。

角が捌けたのはいいのですが、先手は歩切れで△6四金とされると攻めの拠点がなくなるのと、5七の銀が浮いているのが気になります。

実戦は△4六歩▲同銀と銀が前進する形になったのですが、ここで△4四角のような手を気にしていました。

△4四角と打てば▲3一角と打っても△3二飛で先手が失敗なので、どのように攻めたらいいかが分かっていませんでした。

▲7七同金寄以下△4四角▲5一角△3二飛▲3三歩成△同角▲同角成△同桂▲4四飛で、ソフトの評価値+1112で先手優勢。

この手順は△4四角には▲5一角とこちらから角を打つ手がありましたが、こちらから角を打つ手は全く見えていませんでした。

▲5一角に△5二飛とすれば角が取られそうですが、▲3三歩成△7七角成▲6二角成△同銀▲7七銀△3三桂▲3四角で、ソフトの評価値+1195で先手優勢。

この手順は▲3三歩成が角取りになるのが大きく以下大捌きですが、先手が攻めている展開なので先手が指せそうです。

よって▲5一角には△3二飛と辛抱しますが、そこで▲3三歩成が少し見えづらいです。

▲3三歩成には△同角となりますが、角交換をしてから▲4四飛が浮かびづらいです。

後手の4五の歩の裏側に飛車を回るのが面白く、△4三歩と打つことができません。

次の▲4一飛成が受けづらく、△4三角と打っても▲5五歩があるので受けになりません。

▲4四飛以下△5二角▲2一角△3一飛▲5四角成△同歩▲4二飛成△4一飛▲3三龍で、ソフトの評価値+1202で先手優勢。

この手順は△5二角には▲2一角と打つ手がうまく、△3一飛に▲5四角成△同歩と角と銀の交換ですが、▲4二飛成と龍を作れるのが大きいです。

以下△4一飛には▲3三龍で、角と銀桂の2枚替えで先手が指せそうです。

▲2一角では▲4一角と打つ手もありそうで、以下△3一飛▲5二角成△同金に▲1六角が継続手で、後手は2二に歩があるため△2五歩として角道を止めることができません。

以下△4三角なら▲5五歩のようにすれば先手が指せそうです。

少ない戦力で攻めを続けるのが参考になった1局でした。

飛車を直接打って詰ます

上図は、相居飛車からの進展で△9九金と香車を取った局面。ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

△9九金とされてもまだ先手玉は詰めろではないので、ここで後手玉を寄せきればいい形です。

初手は飛車を打つ感じですが、どこに飛車を打つかという局面です。

実戦は▲6一飛△5二玉▲7一飛成で、ソフトの評価値+6019で先手勝勢。

この手順は▲6一飛として次に▲5一飛成を狙った手で、後手も仕方なく△5二玉と受けましたが、▲7一飛成として後手玉がほぼ受けなしという形です。

間違えないように確実に指したらこのようになりますが、最初の局面が後手玉に即詰みがあることを考えるとやや甘いということになります。

▲6一飛では▲5一飛がありました。

▲5一飛△5二金▲4四銀で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順の▲5一飛ですが、直接飛車で王手をする手です。

将棋を覚えると持ち駒に飛車があるとすぐ王手をするという感覚がありますが、将棋をたくさん指しているうちに飛車を近いところで王手すると、相手の金にはじかれるということが気になるようになります。

大駒をはじかれたという形で、そこで飛車を切るか飛車を逃げるかで少し考えることになり、飛車を切って寄せきれなければ飛車を逃げることになりますが、これが少しすっきりしないもやもや感があります。

そこからさらに将棋をたくさん指すと、飛車を少しずらして打って次に飛車を成って王手をするということを覚えて、飛車より龍の方が強いので寄せやすくなるということに気がつきます。

このような感覚から、直接王手で飛車を打つというのが少なくなった感じだったのですが、この場合は▲5一飛に△5二金としても▲4四銀がありました。

▲4四銀以下△6二玉▲6一金△7三玉▲7四銀打△7二玉▲5二飛成まで詰みです。

また▲5一飛に△5二角とする手も気になりますが▲4三金で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順の△5二角に▲4四銀と打つと△6二玉で▲6一金と打っても△同角と取れる意味です。

△5二角には▲4三金が分かりやすく、以下△同玉▲4四銀△3四玉▲3一飛成△2四玉▲3三龍△2五玉▲3五龍まで詰みです。

この手順の▲4三金は少し難しい捨て駒ですが、これが見えれば並べ詰みでだったです。

実際には▲5一飛に△5二金でも△5二角でもここに書いた以外の詰まし方はありそうですが、比較的短い手数だとこのような手順になるようです。

飛車を直接打って詰ますのが参考になった1局でした。

銀を捨てて盤上の駒に近づけて寄せる

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの変化手順で△4六飛と打った局面。ソフトの評価値-695で後手有利。

この局面は実戦からの変化手順です。https://shogiamateur.com/?p=45006&preview=true

変化手順といっても実戦からだいぶかけ離れているところはありますが、終盤の寄せは大事なのでまとめています。

将棋ソフトがない状態での終盤の変化手順を調べると、盤に駒を並べて何度も手数を重ねて確認したりするなどの作業が必要です。

これはかなり時間もかかるし、盤面を正確に再現するという地味な確認作業も必要なのでかなり根気がいります。

詰将棋くらいだったら盤面に並べるのはいいですが、実戦の終盤を再現するのは駒が多くて大変です。

ソフトがない時代に強い人はそれを当たり前のようにやっていたので、今は恵まれている感じです。

将棋ソフトがあっての終盤の詰みかどうかの研究は効率がいいです。

それが自分の棋力の向上に役立っているかは不明ですが、長い目で見れば役立つだろうという気持ちで書いています。

自分の場合は、おそらくソフトがないとこのような終盤の研究はできないです。

詰み不詰みは結論が出やすいですが、ソフトがないと自分の棋力だけでは結論がはっきりせず、もやもやした気分のまま終了することになりそうです。

それも棋力の向上になるのでしょうが、すっきりした気分にはなりにくいです。

△4六飛と打つのが寄せの形ですが、敵陣に打つ飛車ではく龍にすることはできないのでやや非効率です。

よって少し打ちにくい飛車ですが、後手は3筋とか4筋に抑えの駒がないので飛車を縦と横に使って活用する筋です。

ここで先手は合駒をするか逃げるか桂馬を取るかのどれかですが、逃げる手と桂馬を取る手は簡単に詰むので合駒をする手を調べます。

合駒も何種類かあるのですが、まずは香車から調べます。

△4六飛以下▲5六香△5七銀▲6五玉△6四金▲7六玉△5六飛▲7七玉で、ソフトの評価値+589で先手有利。

この手順は後手の失敗例ですが、▲5六香に合駒に形で△5七銀と打ちたくなります。

しかし▲6五玉と桂馬を取られると意外と先手玉は広く、△6四金と上部を厚くしても▲7六玉から▲7七玉とすると先手玉は不詰みのようです。

▲5六香の局面は先手玉に即詰みがあるので、詰ませるときは詰ましたいです。

△4六飛以下▲5六香△7五銀▲同玉△7四歩で、ソフトの評価値-99980で後手勝勢。

この手順は△7五銀と捨ててから△7四歩とするのが急所です。

持ち駒に金がある場合は駒の近くに玉を引きよせて、盤面の駒を活用することが多いです。

△7四歩以下▲8六玉△5六飛▲6六銀△同飛▲同歩△8五銀▲9七玉△9六銀▲9八玉△9七金▲8九玉△8八香▲同銀△同金▲同玉△7七銀▲7九玉△7八金まで詰みです。

この手順は少し長いですが、▲6六銀には△同飛▲同歩に△8五銀と金駒を打つのが急所です。

△8五銀で△8五香と安い駒を打つと▲7六玉△7五金▲6七玉で不詰みです。

並べ詰みのようなところはありますが、それなりに手数もかかるので難しいです。

銀を捨てて盤上の駒に近づけて寄せるのが参考になった1局でした。

上部の脱出を防いで寄せの形にする

上図は、先後逆で▲2八歩と打った局面。ソフトの評価値-5405で後手勝勢。

△3八龍の金取りに▲2八歩と受けたのですが、もう一押しで先手玉が寄りそうな局面です。

対極中は後手がいいいとは思っていましたが、どのような形で寄せるのかがイメージできず実戦は△6八角▲5七香△5九角成▲3五玉で、ソフトの評価値-2520で後手優勢。

このような形で先手玉が5段目まだ上がってくると、後手勝勢とはいえ少し寄せにいくのが難しくなります。

1筋と2筋で押さえの駒が少ないで無理に攻めにいくと、先手に入玉されていしまいそうです。

寄せが甘いとこのようにまた戦いが振り出しに戻ります。

△6八角では△3四銀がありました。

△3四銀に▲3五桂なら△2六金▲3七香△6八角▲5七角△5九角成で、ソフトの評価値-99983で後手勝勢。

この手順は△3四銀と玉を包むように寄せよの手で、次に△3五金▲同歩△同銀▲5七玉△6八龍までの詰めろです。

今見れば△3四銀と先手玉の入玉を阻止するては自然なのですが、なぜか対局中は全く見えていないので寄せの筋が悪いです。

▲3五桂は敵の打ちたいところに打ての手で、2三のと金を守る手でありますが△2六金が鋭いです。

△2六金に▲同金なら△3七角▲5七玉△6八龍で詰みなので▲3七香と打ちますが、△6八角から△5九角成と3七の地点を下から攻めると先手玉は受けなしになります。

以下▲2六金なら△3七馬で詰みです。

△2六金と△6八角から△5九角成の組み合わせはうまい寄せです。

△3四銀に▲3五香なら△2五銀▲3七桂△6八角で、ソフトの評価値-99993で後手勝勢。

この手順は△3四銀に▲3五香と攻め駒を責める手で、△2五銀は自然ですが▲3七桂とさらにプレッシューをかけてきます。

▲3七桂に寄せが見えずに△1四銀などと逃げるとまた将棋がもつれます。

▲3七桂には△6八角がぴったりで、これで先手玉が詰んでいるみたいです。

△6八角に▲5七銀なら△同角成▲同玉△6八龍▲4六玉△5七銀まで詰みです。

△6八角▲5七角△同角成▲同銀△5四桂▲同歩△5五角▲同銀△同銀▲同玉△6四銀▲4六玉△5五金まで詰みです。

こららもぴったりした寄せですが、これらが早指しでも見えるかどうかで形勢が大きく変わってきます。

少なくも勝勢の局面からは確実に寄せきれるようにならないと、将棋が長引いてしまいます。

寄せの色々なパターンを覚えるしかなさそうです。

上部の脱出を防いで寄せの形にするのが参考になった1局でした。

対抗形の飛車交換の後の指し方

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△2九飛成と桂馬を取った局面。ソフトの評価値±0で互角。

飛車交換をした展開で後手が先に桂得している局面です。

この戦型の難しいところは、後手は2九の桂馬を1九の香車は取りやすい形ですが、先手は2一の桂馬と1一の香車の両方を取れるということは少ないようです。

2一の桂馬はすでに3三に跳ねているので2五に跳ねて逃げられることが多く、1一の香車は後手の角のラインに入っているので、取りきるのに手数を要します。

そのような意味で先手が少し駒損になりやすいのですが、それに対抗できる手段があるかどうかで形勢が大きく変わってきます。

△2九飛成に▲3三歩成とすれば駒損は回復できますが、△同角で後手の陣形がさっぱりした感じもするので実戦は▲3二飛と打ちました。

▲3二飛△2五桂▲3五角△6五歩▲3三歩成△5一角で、ソフトの評価値-97で互角。

この手順は▲3二飛と打って後手が△2五桂と逃げる展開です。

先手は桂損になりましたが次の▲3三歩成に期待をしました。

と金が働いて後手の金駒と交換するような展開になるのが理想です。

△5一角の局面では先手の大駒と3三のと金がいい配置なので何か手がありそうな気もしましたが、持ち駒がなく少し戦力が不足しているようです。

実戦はここから▲7七銀引としましたが、攻めの継続を図るなら▲6五同銀もありました。

▲6五同銀△6四歩▲5五歩△6五歩▲5四歩△6二銀▲3四とで、ソフトの評価値-194で互角。

この手順はさらに先手の銀損ですが、5筋に攻めの拠点を作って▲3四とから▲4四とから▲5三歩成を狙う展開です。

手数がかかるため何とも言えませんが、このような攻め筋もあったようです。

また▲3二飛と打った手では▲3三歩成もありました。

▲3三歩成△同角▲3一飛△4四角▲4一飛成△3三角▲5五歩で、ソフトの評価値+67で互角。

この手順は▲3三歩成と桂馬を取って駒を補充する手で、以下▲3一飛と打ちます。

以下△4四角に▲4一飛成△3三角に▲5五歩が興味深い手です。

このような手は攻めに利いているかがぱっと見で分かりづらいのですが、5筋の歩が切れたら将来▲5三歩のような叩きがあり攻め筋が増えてきます。

また△同歩とすると後手の角の利きが狭くなり、角の働きが少し悪くなるというのもあります。

これらは後からの理由で何となく分かるのですが、具体的に△同歩ならどのような攻め方になるかがよく分かっていませんでした。

△5五同歩以下▲3一龍△4四角▲4六歩で、ソフトの評価値+72で互角。

この手順は後手の角の位置を変えてから▲4六歩と突くのが急所のようです。

次に▲4五歩が角取りになりますので後手は△同歩なら▲同角として、△4五歩なら▲5五角と角を捌くのが狙いです。

▲5五歩の突き捨てを入れたのは、最後に▲5五角と出るための後手の歩の位置を変えた狙いのようです。

将棋はまだこれからですが、このような細かい攻め方も知っておいた方がいいみたいです。

対抗形の飛車交換の後の指し方が参考になった1局でした。

後手からの穴熊崩しの△8五桂の受け方

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△7三桂と跳ねた変化手順で、ソフトの評価値+106で互角。

実戦は△7三桂で△6四歩だったので△7三桂は変化手順です。

先手の駒組みは持久戦模様なので穴熊にするか銀冠にするかですが、穴熊にすると将来後手から△8五桂からの9筋からの端攻めがあります。

それがいやで銀冠にするというのもありますが、やや妥協した感じです。

銀冠にしても後手から△8五歩▲同歩△同桂のような筋があり、後手の角道が通っていると△6五歩のように攻めてきます。

先手もそうならないようにどこかで▲9六歩△同歩▲同銀のように地獄突きをするか、早めに▲2四歩△同歩▲3五歩△同歩▲6五歩のような仕掛けがあるかなど考えますが、銀冠は手数がかかるのでそのあたりがどうかなと思います。

よって△7三桂にも穴熊を目指すと思いますが、どのような進行になるかが気になります。

△7三桂以下▲9八香△4五歩▲6七金△6四歩▲7八金△5四銀▲9九玉で、ソフトの評価値+67で互角。

この手順は先手は居飛車穴熊にする展開ですが、後手は△4五歩から△5四銀としていつでも△8五桂から△6五歩を狙う形です。

このタイミングで後手が動くのは反動もきついのでやや無理筋だとは思いますが、後手の飛車と角を桂馬が働きそうな形なので動いてみます。

▲9九玉以下△8五桂▲8六角△6五歩▲8八銀△4六歩▲同歩△6六歩▲同金△9六歩▲同歩△9七歩▲同桂△同桂成▲同香△8五桂▲9八玉で、ソフトの評価値+544で先手有利。

この手順は後手は△8五桂から動いてきたのですが、途中で▲6六同金と取るのが大きく後手の角と飛車を抑える手です。

△9七歩と打つ手で△6六角▲同銀△4六飛と飛車を捌く手はありますが、▲6四角でソフトの評価値+750で先手有利。

最後の▲9八玉が参考になる手で後手の駒に当たりにいく感じもしますが、△8五桂なら▲6四桂△8二玉▲5二桂成△同金▲8五桂で、ソフトの評価値+722で先手有利。

後手も攻めが細いとやや無理筋のようです。

▲9九玉に△8二玉として玉を整備する手も気になります。

▲9九玉に△8二玉なら▲3五歩△同歩▲2四歩△同歩▲7五歩△同歩▲6五歩で、ソフトの評価値+58で互角。

この手順は後手は△8二玉として手をためたのですが、今度は先手が逆に仕掛ける展開で、形勢は互角のようですが先手の狙いはこのような筋のようです。

後手からの穴熊崩しの△8五桂の受け方が参考になった1局でした。

手順に飛車を取ってからの並べ詰み

上図は、角換わりからの進展で△4三金と打った局面。ソフトの評価値+99983で先手勝勢。

△4三金と受けてここでどう指すかという局面ですが、先手玉はまだ当分詰まないので先手は確実な手を続けていけばいい場面です。

対局中はうまくいけば後手玉が詰みそうとは思っていましたが、先手は4筋と5筋に歩を打てない形なので詰みが読み切れていませんでした。

実戦は△4三金以下▲5三金△同金▲同角成△同玉▲2六角△3五歩▲4八角で、ソフトの評価値+2765で先手勝勢。

この手順は後手の詰みが読み切れず▲5三金からばらばらにして▲2六角と王手龍で龍を取る形にて自玉が安全な形にしたのですが、また将棋が少し振り出しに戻るので手順としては冴えません。

たまたま後手の龍が4八にいたので王手竜の形になりましたが、龍の位置が違っていたら正着を指せているか不明です。

終盤力がないと決めるところで決めきれず、戦いが長くなるので間違いが起こりやすいです。

▲5三金では▲5三銀がありました。ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

この手順は▲5三銀と打つ手で、金を持ち駒に残します。

▲5三銀に△5一玉なら▲5二金△同飛▲同銀成△同玉▲7二飛△4一玉▲3二と△5一玉▲6二飛成まで詰みです。

この手順は▲5二金とべたっと打つのが分かりやすく、飛車を取ってから▲7二飛と離して打ってから2二のと金を活用して詰みです。

▲5二金以外では▲6二角と打っても以下詰みになります。

▲5三銀△同金▲同角成△同玉▲4四角△4二玉▲5三金△4一玉▲4二金打で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順は▲5三銀から清算して▲4四角と打ちますが、持ち駒に金2枚と歩が3枚ある形です。

ここで少し難しいのは4筋と5筋は2歩で歩を打てないので、▲4二歩とか▲5二歩などができません。

安い駒の歩を打てる形なら、金駒を残して攻めることができるので分かりやすくなるのですが、歩を打てないので金駒を使うしかありません。

▲5三金から▲4二金打として後手玉が詰むかどうかが気になります。

▲4二金打以下△同飛▲同金△同玉▲3二飛△4三玉▲3三角成△5三玉▲4二飛成まで詰みです。

この手順は清算してから▲3二飛と打てるのが大きく、△4一玉としても▲3一と△5一玉▲6二角成まで詰みです。

並べ詰みではありますが、それなりに難しいです。

また最初の▲5三銀では▲3三角と打っても以下詰みになります。

▲3三角△同金▲5三金△4一玉▲4二銀△同飛▲同金△同玉▲3三角成△同玉▲3二飛△2四玉▲3五銀△1三玉▲1二金△同香▲同とまで詰みです。

この手順は別の詰まし方で、▲3三角は少し指しづらいです。

後手の4三の金を3三に移動させていから▲5三金と打つのですが、以下△4一玉に▲4二銀も少し指しづらいです。

以下清算してから▲3三角成と金を取るのが手の流れで、以下△同玉に▲3二飛と下から飛車を打って△2四玉に▲3五銀と銀を活用します。

以下△1三玉に▲1二金と下から金を打って以下詰みですが、この詰まし方は初手の▲5三銀より少し難しいです。

手順に飛車を取ってからの並べ詰みが参考になった1局でした。

難しすぎてよく分からない終盤戦

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△7四香と打った局面。ソフトの評価値+204で互角。

駒の損得がなくお互いの駒が玉に迫った形での終盤戦です。

終盤戦はどちらかが駒得して形勢に差が開いていることが多いのですが、駒割りも形勢も互角なのでやや珍しいです。

ここで貴重な先手の手番ですが、△7四香と打った手が詰めろかが気になります。

またこの形で後手玉に即詰みがあるかも気になります。

△7四香に▲6一成香なら△7七香成▲同桂△同馬▲同玉△6五桂▲6六玉△4六飛があります。

この変化は合駒によっては即詰みなのですが、ちょっと複雑なので別の機会に書きたいと思います。

ただ実戦的には清算されてから△6五桂と打つ筋はかなり危ないという感覚なので、普通は自玉に手を入れる形です。

また△7四香に対して後手玉を詰ましにいく手も考えられます。

実戦は▲7一銀△8三玉で、ソフトの評価値+285で互角。

この手順の▲7一銀はスピードアップする手で、△同金でも△同玉でも5二の成香が活きる展開になります。

▲7一銀に△同金なら▲同龍△同玉▲6二金△8二玉▲7一角△8三玉▲8二金△9三玉▲7二金△8三玉▲8二角成まで詰みです。

▲7一銀に△同玉なら▲6一龍△同銀▲同成香△同玉▲6二金△同玉▲5三銀△7一玉▲7二歩△同玉▲6一角△8二玉▲8三金△7一玉▲7二金まで詰みです。

これらの手順は▲7一銀に取る手は即詰みになります。

よって▲7一銀に△8三玉と逃げた形で、後手玉にとっかかりができたので先手としては少しあやができたと思っていました。

ただし、いつでも後手から△7一金と銀を補充される形なので一長一短です。

このあたりは自分の棋力では判断できません。

▲7一銀ではソフトは▲7八歩を推奨していました。

▲7一銀では▲7八歩で。ソフトの評価値+68で互角。

この手は7七の地点を受けた手ですが、ぱっと見でまず指せない手です。

終盤で受けに回る場合は、ただ受けるのでなく相手の大駒にあたりをつけて受けてプレッシャーをかけるというのが一般的だからです。

この▲7八歩というのは後手が安心するような手で、この手自体は後手にプレッシャーはあまりかかりません。

一言でいえば、あまり元気がない手という感じでしょうか。

また受けた駒が金駒でなく歩なので、浮かびにくいです。

そのような意味で指しにくいという感覚ですが、ソフトにはそのような感覚はないようです。

手の善悪は別としてこの手が最善ということであれば、自分の受ける形の先入観を変えないといけないです。

相手にプレシャーのある受け方とすると▲6六銀が浮かびます。

▲6六銀は馬取りになるからです。

▲7八歩で▲6六銀は△7七香成▲同銀△7六銀▲6六金△7七銀成▲同桂△6六馬▲同歩△5八飛▲7八香で、ソフトの評価値+273で互角。

この手順は▲6六銀と打った場合の変化手順ですが、難解すぎて自分の棋力では判断できないです。

難しすぎてよく分からない終盤戦だったのが参考になった1局でした。