▲7四銀が見えるかどうか

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で後手が△6六歩と垂らした局面。ソフトの評価値+136で互角。

△6六歩は大駒は近づけて受けよの意味で、先手の飛車を▲6六飛の形にすると後手が△5五金と出たときに飛車に当たるということで、先手にプレッシャーを与えています。

対局中は本当は▲6六同飛としたかったのですが、△6五桂▲同銀△5五金にうまい手が浮かばなかったです。

本譜は以下、▲7三桂成△同金▲6五歩△6三金引▲6六飛で、ソフトの評価値+21で互角。

先手は手厚く指しているのですが、意外と後手も粘りが効く形です。

▲6五桂では▲6六飛とする手もありました。

以下△6五桂▲同銀△5五金で、ソフトの評価値+1317で先手優勢。

頭の中でこの局面にいい手がありそうで浮かばなく、▲5五角△同角で、先手が忙しくなって大変だと思っていました。 ソフトの評価値-230で互角。

やはり秒読みでは、△5五金に対応するのは難しいかもしれないです。

△5五金には▲7四銀がありました。ソフトの評価値+1317で先手優勢。

▲7四銀で技が掛かっているようです。

△6六金は玉が取られるのでできません。また、△7四同銀は▲6二飛成です。

△6五歩なら▲同飛△7二金▲8三銀成△同玉▲7五桂△7四玉▲5五角△同角▲5六金△9九角成▲同玉△5六飛▲8三角△同金▲6三飛成まで。

後手玉が4段目に上がりますが、▲7五桂の拠点ができていますので、先手は寄せそこないがなければ勝てそうです。

▲7四銀に△6三歩なら、▲8三銀成△同玉▲7五桂△7四玉▲6五銀△7三玉▲5五角△同角▲8三金まで。

△7四玉では△7三玉が正着ですが、心理的には4段目に上がった方が攻める方はいやな形です。

後手玉は▲3七角のラインに入るともたないようです。

▲7四銀が見えるかどうかで将棋の内容が変わるのが分かった1局でした。

3段玉でも踏み込んで指す

上図は、先手居飛車後手振り飛車の対抗形からの進展で、先手が▲2四飛と歩を取った手に後手が△8五歩と突いた局面。ソフトの評価値-284で互角。

△8五歩では△5七歩や△5六歩や△4五桂や△5八銀を予想していたので、全く考えてなかったです。

△8五歩は取っても取らなくても、先手からみれば厳しい手です。

このあたりは少し楽観気味でした。

本譜は以下、▲5八歩△8六歩だったのですが、△8六歩では△5七歩もあったようです。ソフトの評価値-567で後手有利。

▲5八歩は後手の龍の効きを受けたつもりだったのですが、△5七歩であまり効果はなかったようです。

▲5七同歩だと1歩得しただけで、後手の龍が横に効いています。

▲5七同金だと手順に△4五桂で、ソフトの評価値-588で後手有利。

どちらの展開もあまり先手が面白くなさそうです。

先手の▲5八歩では▲2二飛成があったようです。

▲2二飛成△8六歩▲同角△8七歩▲同玉△8五銀▲8四歩で、ソフトの評価値-99で互角。

後手の龍の効きを受けずに指す感覚は、全く浮かびませんでした。

先手玉は3段目まで上がって後手が手厚く指しているので、結構危ないのですが、▲8四歩と垂らして銀が入れば▲8三銀と見せる展開です。

以下、△8六銀▲同玉△8五歩▲9七玉△6二金引で、ソフトの評価値-15で互角。

評価値は互角となっていますが、実戦的には先手が勝ちづらい感じがします。

人間の見た目の先手玉の危険度とソフトの読みの違いかもしれません。

このような感覚をつかむのが結構大変ですが、将棋は自陣を安全にばかり指すことは難しいです。

3段玉でも踏み込んで指すのが大事と分かった1局でした。

角のラインに先着する

上図は、相掛かりからの進展で後手が△7五歩と突いた局面。ソフトの評価値+1349で先手優勢。

駒割は金香車と銀の交換で先手が駒得で優勢ですが、まだ実戦的には大変です。

後手の△7五歩も、飛車の横効きを通して△7六歩から△7七歩成を見せたいやな手です。

本譜は以下、▲4六角△7六歩▲6四角△同歩で、ソフトの評価値+480で先手有利。

この指し方は、飛車と角の交換ですが、評価値がだいぶ先手が下がっているので良くなかったみたいです。

後手から△4四角が▲1一龍を睨んで△7七歩成を見せているので、先手が忙しいということだと思います。

このラインに後手の角を置かれると、先手にプレッシャーがかかります。

▲4六角では▲5五角△7六歩▲3三歩があったようです。ソフトの評価値+1559で先手優勢。

先手は▲5五角と後手の△4四角と打ちたいラインに先着します。

後手は勢い△7六歩としますが、そこで先手の▲3三歩が厳しいです。

▲3三歩に△4一銀なら、▲6四角△同歩▲2二飛△4二桂▲2三飛成で、ソフトの評価値+2330で先手勝勢。

▲3三歩に△7七歩成なら、▲同金△6五桂▲3二歩成△7七桂成▲4二と△同玉▲7七角で、ソフトの評価値+1874で先手優勢。

手順の△7七桂成と金を取らせるのはもったいないようですが、金が逃げると△4五桂などで先手の5七の地点を狙ってくる筋もあるので、それをなくしたという意味もあるみたいです。

後手の狙いの角のラインに先着する▲5五角が参考になった1局でした。

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ちょっとした形の違い

上図は相掛かりから後手が△6五飛とした局面。ソフトの評価値+1275で先手優勢。

対局時は少しいいかとは思っていましたが、評価値がここまで優勢になっていたのは後から驚きました。

駒割は銀と桂馬の交換で後手が少しいいですが、先手は龍を作って手番を握っているのが大きいようです。

後手からは△1二角から△6七角成や△6七飛成の筋が気になっていました。

本譜は以下、▲7七桂△6四飛▲2四桂と進みましたが、ここで後手の受けに△2三角があったようです。

▲7七桂で先手の▲8八金が浮いているのを間接的に防いだ意味で、▲2四桂は後手の△1二角を消して、▲3二桂成を狙っていいかと思っていたのですが、ここで△2三角が見えにくいです。

▲7八金とか▲5六角と受けると、△2四飛で桂馬を取られます。

△2三角には▲3四歩があるようですが、多分、実戦では指せないように思います。

手順に後手の飛車を4段目に移動させたのは、受け方が広がったのはあまり良くなかったようです。

▲7七桂では▲2四桂の方が良かったようです。ソフトの評価値+1053で先手優勢。

後手の飛車を5段目にしたまま、▲2四桂とする筋です。

この戦型では▲2四桂はよく出る形で、後手の△3二金を狙っています。

また後手からの△1二角を防いでいます。

▲2四桂に△2三角なら▲5六角で、ソフトの評価値+1044で先手優勢。

▲2四桂に△2三銀なら、▲3三歩△同金▲3一龍△2四銀▲2二龍△4二桂▲1一龍で、ソフトの評価値+1679で先手優勢。

▲2四桂に△4一銀なら、▲3三歩△同金▲3一龍△2四金▲3二銀△同銀▲同龍△4二銀▲3三銀で、ソフトの評価値+1748で先手優勢。

少しずつ駒得をしていけば有利が拡大できるようです。

ちょっとした形の違いで手が全く違うと分かった1局でした。

辛抱できるかの1手

上図は、後手ゴキゲン中飛車に先手が▲3七銀戦法のやや変則的な進展から後手が△3四歩と打った局面。ソフトの評価値+4で互角。

互角とありますが、対局中は先手が少し指しづらいと思っていました。

ここでは▲3二銀と打ちたかったのですが、このような手は単発的でだめなのかなど考えてやむを得ず打たなかったです。

▲3二銀に△4四金▲2一銀成△3五金▲3八飛△4六歩で、ソフトの評価値-319で後手有利。

やはり▲2一成銀と△3五金の働きの差で後手が少し有利のようです。

ただ▲3二銀に△4二金▲2一銀成△5一飛▲1一成銀の手順だと、△1一同角でも△1一同飛でも▲3四飛で、先手が少し有利のようでした。

本譜は以下、▲9七角△6四歩▲3二歩△1五角でソフトの評価値-268で互角。

▲9七角と出て△6四歩を受けられたときに、▲3二歩と垂れ歩を打ち増したが、軽く△1五角とゆうれい角で飛び出されて 、△4八角成が受けづらくなりました。

ただこの手順も、先手不利に近いとはいえ互角だったのは驚きました。

以下▲3一歩成に手順に△3三桂と跳ねられて、振り飛車の捌け方になりました。

▲9七角では▲6五歩があったようです。ソフトの評価値-51で互角。

▲6五歩は角道を開いた手で、後手から△5六歩が生じますがまだ早いようです。

ただ後手が△1五角としたときに、ソフトは▲3七歩を推奨していいますが、実戦で打てるかと言われたら、辛抱できないような気がします。

△1五角に▲5八金では△4九銀で後手有利です。

△1五角に▲3七桂では△3五銀で後手有利です。

△1五角に▲2六銀では△3三角で後手有利です。

これらの消去法で▲3七歩の辛抱ということになりますが、それがいやなら▲6五歩で▲1六歩ですが、△4四飛とされて少し先手が指しづらい感じです。

▲3七歩の辛抱ができるかが気になった1局でした。

遠見の角を打たせない

上図は、角換り腰掛銀から後手が△2二桂と打って香車を守った局面。ソフトの評価値-35で互角。

この数手前に△4五銀直▲同歩の交換があった直後に△2二桂と打ってきたので、全く見えていませんでした。

△2二桂は私が後手を持っていれば指せるかどうか分かりませんが、辛抱強い手で、先手としてはこの後どうするかが結構いやなところです。

本譜は以下、▲3五歩△同歩▲7七桂△3三角▲6七銀打で、ソフトの評価値-373で後手有利。

先手は角が狭いので▲3五歩は自然だと思いますが、先手は駒不足なので▲7七桂に▲6六銀を狙った△3三角で▲6七銀と打ちました。

後手有利というのは、角の働きが後手がいいのと、先手が歩切れで持ち駒がないのが大きいと思います。

先手は粘りに出ている指し方で、こういった場合は形勢があまりよくないことが多いです。

▲7七桂では▲5五銀打があったようです。ソフトの評価値+113で互角。

▲5五銀打は、▲4四歩や▲6四銀などの味があり、△3三角と打ちにくくしている意味があります。

後手は歩が多いので、△8六歩▲同歩△8五歩▲同歩△8六歩だと▲4四歩で、ソフトの評価値+183で互角。

後手も玉の頭なので、まだ攻めづらい感じです。

この手順だと本譜より明らかに良かったです。

後手から△3三角と遠見の角を打たせる展開にしてはまずかったと分かった1局でした。

読み筋の1つ先をいく

上図は、後手振り飛車に対して先手トーチカからの進展で、後手が△2三歩と打った局面。ソフトの評価値-143で互角。

実戦では先手がだいぶ悪いと思って指していたのですが、評価値を見ると互角だったので驚きました。

後手の△8三銀と△6一金の連携が離れているのが、後手としては少しまとめにくいところです。

先手の角が死んだ形になったのですが、ここからの手順はあまり良くなかったみたいです。

本譜は以下、▲3二飛△7二銀▲4四銀△2四飛成▲5二銀で、ソフトの評価値-243で互角。

先手は角と銀の交換で少し損をしたのですが、▲5二銀と攻める手順です。

もちろんこれで後手が圧倒的に優勢ということはなく、△5二同金▲同飛成△7三角でソフトの評価値-213で互角ですが、受け方がさっぱりします。

この手順は後手の読み筋通りのような感じで有利な方は、分かりやすい手順が間違いが少なく安心します。

▲3二飛では▲2二飛があったようです。ソフトの評価値-207で互角。

▲2二飛は対局時は一瞬浮かんだのですが、△7二銀▲2三飛成△3五銀▲同角△2三飛成でまずいと思ってやめました

しかし、▲3五同角で▲3三角成があり、以下△2三飛成▲同馬で、ソフトの評価値-165で互角。

この互角は銀と桂馬の交換で少し先手が損していますが、▲2三馬が結構大きく、後手は△3五銀が少し遊び駒になっています。

この展開は後手もあまり考えていない筋と思われるので、意表を突くという意味でも心理的に優位に立つことができます。

読み筋の1つ先をいく▲3三角成が参考になった1局でした。

1筋の攻めが重たい

上図は、角換り腰掛銀から後手が△6五歩▲同歩△同桂△6四歩とした局面。ソフトの評価値+81で互角。

ここで先手の手番ですが、角と歩が2枚あるので何か手がないかという場面です。

本譜は以下、▲1五歩△同歩▲1四歩で、ソフトの評価値-35で互角。

1筋から手を作ってきましたが、△1四同香なら▲2五角があるので取れません。

本譜は以下、△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8一飛▲1三歩成△同香▲1四歩△同香▲2五角で、ソフトの評価値-320で後手有利。

対局中は、▲2五角で香車を取る形になったのでうまくいったと思っていたのですが、実際は後手有利だったみたいです。

この後手有利は、ほぼ互角に近い感じだと思いますが、先手の指し方が無理があるという感じかもしれません。

▲2五角が一時的に重たい形なのと、先手が歩切れで▲6六銀が浮いているのが良くないという感じです。

実戦は△4五銀直▲同歩△2二桂と辛抱されこれも結構大変ですが、△4五銀直で△1一角もあったようです。

次に△4五銀直▲同歩△6六角の狙いがあるので、▲6七銀と引きますが△5五銀左で、ソフトの評価値-377で後手有利。

後手の攻め脚が早くて、先手が▲1四角とする手が回ってきません。

最初に戻って1筋の攻めが無理だったら、▲6七歩と辛抱するか▲7七桂とする感じだったかもしれません。

▲6七歩は少し指しにくいですが、6筋の歩が切れていると将来△6六桂のような手があるので、未然に防いでいます。

1筋の攻めが重たいと分かった1局でした。

一目筋の手

上図は後手振り飛車に対して先手トーチカも、後手に飛車を捌かれる展開で△3五飛とした局面。ソフトの評価値-31で互角。

対局時は▲5八歩と2段目に歩を打たされ、しかも1歩損でだいぶ先手が悪いと思っていたのですが、評価値がほとんど差のない互角だったのには驚きました。

このあたりが、対局時と局後の検討の違いだと思います。

本譜は以下、▲3六銀△5五飛▲2四歩△同歩▲4五歩△5六飛▲2四角△3三桂で、ソフトの評価値-224で互角。

本譜は▲4七銀を▲3六銀として抑える指し方も、後手に5筋に回られ軽く捌かれる感じで、△3三桂とされると振り飛車が理想的な展開です。

先手は▲3六銀が重たくて使いづらくだいぶ悪いと思っていたのが、互角というのも全く意外だったです。

以下▲5七歩△7六飛で後手満足です。

先手は飛車と角と銀のバランスが悪すぎます。

▲3六銀では▲4五歩があったようです。ソフトの評価値-18で互角。

▲4五歩は一目筋といった感じの手です。

▲5七角があるので、△3九飛成とすることができません。

▲4五歩に△同飛なら▲4六銀です。

▲4五歩に△3四飛なら▲3六飛で勝負します。

少し無理っぽいところはありますが、後手も△6一金と△8三銀と△4三銀が浮いているので、実戦的には結構大変かと思います。

▲4五歩に△3二飛なら▲2四歩△同歩▲同角で、ソフトの評価値+262で互角。

先手は大駒の交換を目指して、戦いを起こせばいいという考えです。

▲4五歩だと駒の活用がだいぶ図れたとおもいます。

最善かどうかは別として、一目筋の▲4五歩が参考になった1局でした。

攻めをつなげる

上図は、角換り腰掛銀からの進展で、後手が△3二銀と先手のと金を取った局面。ソフトの評価値+758で先手有利。

対局時は少しいいとは思っていましたが、ここからどのように有利を拡大するかが秒読みでは結構難しいです。

本譜は以下、▲2二歩△3三桂▲2四飛△4五桂▲同歩△3三銀打で、ソフトの評価値-102で互角。

この手順では、さすがに有利が吹っ飛んだ感じです。

手順に後手の陣形が広くてつかみどころのない感じになって、先手の飛車はどこに逃げても、後手の持ち駒に角があるので味がよくありません。

指していてあまりいい手ではないと分かってはいたのですが、他の手が浮かびませんでした。

先手の▲2二歩では、▲5六角の方が良かったようです。

▲5六角に△6五歩なら、▲2四飛△4四角▲3三歩△同桂▲3四歩で、ソフトの評価値+938で先手優勢。

▲5六角に△6五歩は▲2四飛で危険ですが、早指しだとこれくらいの手はよく出てきます。

先手は3筋に歩を連打して▲3四歩で以下、△4五桂に▲同歩△2三歩に▲3三歩成△同玉▲3四金です。

▲3四金に△4二玉なら▲2三金△同銀▲同飛成で、ソフトの評価値+1127で先手優勢。

▲3四金に△2二玉なら▲4四歩△2四歩▲4三歩成で、ソフトの評価値+2183で先手勝勢。

実戦でこんなにうまく指せるとは限りませんが、短い時間でも筋がいい手が指せるようになりたいです。

攻めをつなげる指し方が参考になった1局でした。