一手損角換りの序盤

上図は、後手一手損角換りからの進展で先手が▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値+163で互角。

後手が一手損角換りに、先手が▲3七銀から▲4六銀の早繰り銀を使うのはよく出る形です。

本譜は以下、△4二飛▲3四歩△同銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三金▲2八飛△2四歩で、ソフトの評価値+303で先手有利。

評価値が先手有利とはいえ、ほとんど互角に近い数値です。

先手有利の評価になったのは、▲3五歩に後手が△4二飛と飛車を振ったからですが、このあたりは私の理解を超えています。

▲3五歩に対しては△5四銀で、ソフトの評価値+180で互角。

このあたりの評価値の考え方も謎ですが、興味深いです。

△2四歩以下、▲7七銀△3三桂▲7九玉で、ソフトの評価値+392で先手有利。

▲7七銀から▲7九玉は自然な手ですが、後手も△3三桂と圧力をかけてきたので、先手は結構プレッシャーのかかる局面です。

後手は居玉なので無理はしづらいところはありますが、後手から△4五歩▲3七銀に△3五銀や△2五桂がいやな筋です。

この手に対して先手が正確に対応できれば、玉の固さで先手有利ですが、受け損なうと後手有利になります。

そういう意味でこの先手有利は、後手の攻めに正確に対応できればという条件つきで、結構ハードルの高い指し手が求められている感じです。

ただ本譜の先手の指し方は別に悪くないみたいなのが収穫でした。

一手損角換りの序盤が少し分かった1局でした。