上図は、雁木模様の進展で後手が△6四角とした局面。ソフトの評価値+66で互角。
先手は▲2六銀から▲3五歩に対して、後手は△3三角が△4二角から△6四角としたのですが、次の一手はあまり良くなかったようです。
本譜は▲1八飛△3四銀▲4四角と進んだのですが、▲1八飛には△8六歩▲同歩△同角▲同角△同飛▲8七歩△8二飛で、ソフトの評価値-124で互角。

▲1八飛に対しては角交換してから△8二飛とするのが盲点で、この形は先手がまとめづらい感じです。
後手の次の狙いは△2七角です。
△8二飛に▲7七銀なら、△2七角▲4八飛△4九角成▲同飛△3八金▲5九飛△4八金で、ソフトの評価値-785で後手有利。
△2七角を防ぐ▲2八飛は△5五角があります。
△8二飛に▲3八金は△3四銀で、ソフトの評価値-132で互角ですが、一時的に先手の形がばらばらであまり指す気が出ません。
▲1八飛では▲3七銀がありました。
▲3七銀△3四銀▲4四角△3三桂▲2四歩で、ソフトの評価値+94で互角。

▲3七銀に後手に歩がたくさんあると△3六歩▲4六銀△4五歩の筋や、△3三桂から△2五桂で先手の飛車と銀を狙う指し方がいやなのですが、ここは先手も踏み込む局面のようです。
この手順は▲4四角に対して△3三桂と跳ねて▲2四歩としました。
▲2四歩に△2五桂なら、▲4六銀△4五歩▲2三歩成△同金▲2四歩△同金▲5五銀△同歩▲3三角成△4二角▲1一馬で、ソフトの評価値+77で互角。
この手順の▲5五銀が少し浮かびません。
▲2四歩に△4三金右なら、▲2三歩成△同金▲3五歩で、ソフトの評価値-85で互角。
手順の▲2三歩成に△同銀なら、▲同飛成△同金▲7一銀で、ソフトの評価値+165で互角。
どの手順も大変ですが、先手は攻めの姿勢は出ています。
角のラインを恐れずに指すのが大事と分かった1局でした。