上図は、後手三間飛車に先手が居飛車穴熊からの進展で、後手が△5五歩と歩を取った局面。ソフトの評価値+116で互角。
対局中は、▲5五同銀が自然なのですが、△6五歩と突かれて次に△5四歩で銀が死ぬ形になり、それに対抗する手が見えなかったので少しひねった展開にしました。
本譜は▲7五歩△同歩▲同銀△5四銀で、ソフトの評価値+81で互角。
先手は7筋の歩を交換したのですが、後手に△5四銀とされると中央が厚くなって先手が少し指しにくい感じです。
▲7五歩では▲5五同銀がありました。
▲5五同銀△6五歩▲5四歩で、ソフトの評価値+224で互角。

▲5五同銀に△6五歩は銀ばさみで、次に△5四歩を見ています。
▲5四歩は敵の打ちたいところに打ての歩ですが、△5四同金とされたら先手の手が続かないかと思って指せませんでした。
しかし、△5四同金の後も先手に手があったようです。
△5四同金▲同銀△同銀▲6四金で、ソフトの評価値+430で先手有利。

金と銀の交換になった後に、▲6四金と張り付くのが見えませんでした。
先手の次の狙いは、▲5四金△同飛▲3三角成や▲7四金があります。
▲6四金に△6三銀打なら、▲同金△同銀上▲2四歩△同歩▲2三銀△4四飛▲同角△同角▲2四飛で、ソフトの評価値+1121で先手優勢。
この手順は、後手が普通に受けに回った展開ですが、金と銀を交換してから▲2四歩が鋭く、△同歩に▲2三銀が打てると後手陣を突破できます。
手順の△2四同歩で△2五金は、▲2三歩成△2六金▲3三と△2四飛▲5五歩で、ソフトの評価値+1259で先手優勢。
△2五金は少し無理気味な受けですが、▲2三歩成~▲3三と~▲5五歩で駒得になるので、先手優勢です。
最初に戻って▲6四金に△5五歩なら、▲7四金でソフトの評価値+457で先手有利。
▲7四金と歩を取り返して、上部を厚くしているので先手指せそうです。
敵に打ちたいところに打ての▲5四歩が参考になった1局でした。