拠点を作って圧力をかける

上図は、後手三間飛車に先手居飛車穴熊からの進展で、後手が4三の銀を△5四銀とした局面。ソフトの評価値+20で互角。

対局中は、先手の作戦が少し失敗してあまり良くないかと思っていたのですが、評価値は互角だったのが意外でした。

先手の7五の銀が少し使いづらいと思って▲6六銀としたのですが、ここから厳しく指されました。

本譜は▲6六銀△7六歩▲6八角△3六歩で、ソフトの評価値+11で互角。

▲6六銀は次に▲5五銀を見た手ですが、△7六歩▲6八角に△3六歩が気が付きにくい手です。

穴熊に飛車交換を目指すのは決断の1手ですが、玉の周辺は後手の方が手厚いという意味だと思います。

また先手の6八の角が働きがいまひとつです。

△3六歩以下は▲同飛△同飛▲同歩△8四角で、先手の6六の銀と6八の角が使いづらい展開になりました。

▲6六銀では▲7四歩があったようです。ソフトの評価値+90で互角。

▲7四歩は、将来後手から△7四歩と打たれるのを防いだ手ですが、次に▲8六歩を狙っています。

普通、穴熊から▲8六歩のような手は少ないのですが、玉頭戦になれば後手玉も危険度が増します。

ただし、後手からも歩の筋が切れると将来△8七歩の叩きの歩が生じることもあるので一長一短です。

▲7四歩以下△8三銀▲8六歩△7四銀▲同銀△同金▲8五歩△7二金で、ソフトの評価値+48で互角。

この手順は、銀交換で後手玉も薄くなったので先手もまずまずです。

△7二金以下、先手は▲8七銀~▲8八金上と上部を手厚くしてチャンスを待つ感じです。

拠点を作って圧力をかける▲7四歩が参考になった1局でした。