位を取り返す合わせの歩

上図は、先後逆で先手右玉に構えた手に後手が6三角と打った展開で、先手が▲3六銀と4七の銀が上がった局面。ソフトの評価値-199で互角。

ここで次の1手が分かりませんでした。

本譜は以下、△5五銀▲8八角△5四歩▲4五銀△4四歩▲3六銀で、ソフトの評価値+10で互角。

△5五銀はやや方向違いの手で、▲8八角と遠見の角を打たれて△5四歩と6三の角道を止めるようでは、手の流れがまずかったです。

△5五銀では△3四歩がありました。ソフトの評価値-205で互角。

△3四歩は、先手に3筋の位を取られたのを逆襲する手で、気が付いたらぱっとこの1手という感じです。

△3四歩に▲同歩なら△同銀▲3五歩△同銀右▲同銀△同銀で、ソフトの評価値-1542で後手優勢。

さすがにこの手順はうまく行きすぎですが、狙いが分かりやすい流れです。

△3四歩に▲2四歩なら、△同歩▲3四歩△3五歩で、ソフトの評価値-176で互角。

手順の▲3四歩に△同銀なら▲2四飛でこの展開もありますが、△3五歩と位を取って後手指せそうです。

△3五歩以下▲4七銀△3四銀で、ソフトの評価値-382で後手有利。

3筋の位をとって後手の陣形が厚くなれば、先手は結構なプレッシャーになるので後手指せそうです。

位を取り返す合わせの歩の△3四歩が参考になった1局でした。