桂馬を受けに使う


上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で後手が△5五馬と3七の馬を引いた局面。ソフトの評価値-50で互角。

駒割りは先手の銀得ですが、後手の大駒と6四の桂馬が良く働いています。

対局中は、次に△3三馬の狙いもあるので、先手が駒得ですが少し悪いと思っていました。

本譜は以下、▲4三成銀△7六桂でソフトの評価値-438で後手有利。

▲4三成銀と銀が逃げたのですが、△7六桂が厳しい1手です。

△7六桂には▲7八玉で耐えていると思っていたのですが、▲7八玉△6八桂成▲同金△5八金で、ソフトの評価値-745で後手有利。

金と桂馬の交換から△5八金と張り付くてが見えておらず、後手有利です。

▲4三成銀では▲4八桂がありました。ソフトの評価値-213で互角。

▲4八桂は全くみえていませんでした。

桂馬は▲7五桂と攻めに使うことばかりを考えていたので、受けに桂馬を使うのは気が付きませんでした。

▲4八桂は飛車取りですが、△3六飛も防いでいます。

後手は飛車を守るなら△7六飛になり、次の後手の狙いは△3三馬です。

▲4八桂以下、△7六飛▲4三成銀△7七飛成▲同桂△7六桂▲7八玉で、ソフトの評価値-184で互角。

後手は駒損なのでゆっくりできないので、飛車を切ってから△7六桂とします。

▲7八玉の局面は先手の飛車得ですが、後手玉が手厚く、先手陣が不安定なのでいい勝負みたいです。

桂馬を受けに使う▲4八桂が参考になった1局でした。