上図は、後手三間飛車から△6二玉~△3一飛とやや変則的な駒組みからの進展で、後手が△5二金とした局面。ソフトの評価値+260で互角。
後手は1段目に飛車がいるので、将来△9二香~△9一飛として9筋の端攻めをする可能性があります。
また先手が4九の金を左側にもっていくと、右側が手薄になるので後手が軽く捌いてくる展開も考えられます。
対局中は、後手はバランス重視の構えがよくて、先手の指し方がよく分かりませんでした。
本譜は以下、▲5九金△7三桂▲7七銀引△4五歩▲8六銀△5五角▲9五銀△同香▲同角で、ソフトの評価値-174で互角。

先手は後手からの9筋の端攻めを避ける意味で、6六の銀を9一の香車と交換する展開にしました。
先手が銀と香車の交換で駒損なので、あまりいい手ではないかと思っていましたが、やはり良くなかったようです。
香車を持ち駒にしても具体的に使い場所がありません。
▲5九金では▲4八金があったようです。
▲4八金△7三桂▲5七金△9二香▲5六金△9一飛▲3六歩△8五桂で、ソフトの評価値+358で先手有利。

後手から9筋の端攻めがあるのに 先手の4九の金を中央にもっていくのは、全く見えませんでした。
しかも評価値が少しとはいえ、先手有利になっているのも驚きました。
△8五桂はやや早いタイミングですが、いつでも後手から△9七桂成や、歩が入れば△9六歩▲同歩△9七歩のような攻め筋があります。
ただしこの攻めは、先手の5六の金が中央を抑えており、後手の角が使えていないので、怖いところではありますが先手が指せるみたいです。
△8五桂以下▲8六歩△9七桂成▲同銀△9六歩▲8八銀で、ソフトの評価値+460で先手有利。
この手順は、先手の9筋の歩がなくなりましたが桂得で指せそうです。
金を中央で使う指し方が参考になった1局でした。