どのような形で▲2二歩を打つか

上図は、後手ゴキゲン中飛車からお互いに穴熊に囲った進展で△4四歩と歩を突いた局面。ソフトの評価値+39で互角。

△4四歩で先手の4五の桂は取られる形になりましたが、先手は▲2二歩と打ってから桂馬を取り返す筋があるのでいい勝負のようです。

本譜は▲2二歩で、ソフトの評価値-28で互角。

▲2二歩と打つのは狙い筋の一つで、先手はと金と飛車が働けばいいという考えです。

本譜は▲2二歩△4五歩▲同歩△3三桂▲6三歩成△同金▲2四飛で、ソフトの評価値-257で互角。

△4五歩と桂馬を取った手に▲同歩として△3三桂に▲6三歩成を利かしてから▲2四飛としたのですが、桂損した割に飛車がまだあまり働いていないのであまりよくなかったようです。

なお△4五歩には普通に▲2一歩成として、以下△4六歩には▲4八飛で、ソフトの評価値+86で互角の方がよかったようです。

▲2二歩では別の指し方で▲6三歩成がありました。

▲6三歩成△同金▲3三桂成△同角▲2二歩で、ソフトの評価値-104で互角。

この手順は、▲6三歩成は後手の陣形を崩すので普通の手ですが、△同金に▲3三桂成が少しみえづらいです。

▲3三桂成に△同桂なら▲2四飛△4五桂▲2二飛成で、ソフトの評価値+653で先手有利。

この手順は、△4五桂として飛車取りも▲2二飛成が角取りになるので先手有利です。

よって▲3三桂成に△同角ですが、そこで▲2二歩です。

▲3三桂成とすることで、4五の地点に駒があたらないようにしたのが▲3三桂成の効果です。

4五の地点に駒があたると、ゆっくりしていると後手から△4五歩から△4六歩から△4七歩成の筋があります。

どのタイミングで▲2二歩と打っても評価値的には大きな差はありませんでしたが、色々な手順で▲2二歩と打つのが興味深いです。

最後の▲2二歩の局面は後手の1筋の歩が1三にあるので▲2二歩は少しきついですが、1四に歩があると▲2二歩には△1三桂と跳ねる筋があるので少し先手が損をします。

どのような形で▲2二歩を打つかが参考になった1局でした。