上図は、後手三間飛車から先手の駒組みを見て3二の飛車を△2二飛とした局面。ソフトの評価値+125で互角。
先手の▲9八香を見てから△2二飛とする筋は、急戦志向で先手の穴熊を封じる指し方です。
対局中は、後手の急戦に備えて▲7八銀と上がるのは美濃囲いにして自然ですけど、▲9八香があまり活きていない形なので、▲9九玉としました。
▲9九玉△2四歩▲同歩△同飛▲2五歩△2二飛▲8八銀△1四歩で、ソフトの評価値+138で互角。

2筋の歩の交換をして▲2四同飛とすると△同角が5七の銀取りになって先手が悪いので、▲2五歩としました。
以下後手が△1四歩と突き、次は△1三桂~△3二金~△2五飛の飛車交換が狙いです。
本譜は△1四歩▲3六歩△1三桂▲5九金右△3二金で、ソフトの評価値+4で互角。
この手順は、次に後手から△2五飛がありますが、それを▲3七桂としても△3五歩が厳しいので先手が悪そうです。
どこかで先手の受け方がまずかったようです。
手順の▲5九金右では▲3七桂があったようです。ソフトの評価値+213で互角。

このタイミングで▲3七桂が見えていませんでした。
▲3七桂とすると△3五歩▲同歩△3六歩とか△3五歩▲2六飛△1五角などで、桂馬を狙われて悪いと思って指せなかったのですが、後手の陣形でこの場合はありました。
▲3七桂に△3五歩なら、▲4五桂△4二角▲3五歩△3二金▲2四歩△2一飛▲3四歩△同銀▲3三歩で、ソフトの評価値+535で先手有利。
この手順は、▲4五桂に後手が△同歩だと▲3三角成があるので、取れない形で先手が指せそうです。
▲3七桂に△3二金なら、▲4六銀でソフトの評価値+193で互角。
桂馬の頭を守る▲4六銀が少し指しにくいですが、これで後手の急戦を防いでいるようです。
ただし、穴熊は完成していませんので、やはり後手が向飛車にすれば美濃囲いの方が無難な感じです。
後手の向飛車の急戦の対応が少し分かった1局でした。