対振り飛車の歩の交換の受け方

上図は、後手△3三角戦法から進展で△2四銀と上がった局面。ソフトの評価値+183で互角。

△2四銀は▲2五桂を防いだ手ですが、この後△4六歩と突いてきたときの対応が気になっていました。

本譜は▲2九飛△4六歩▲同歩△同飛▲6五角△5四角▲同角△同歩▲2一角△2三角で、ソフトの評価値-169で互角。

▲2九飛は、将来的に後手から△6四角のような手で角のラインから攻められるのを事前に受けた手ですが、あまり意味がなかったかもしれません。

▲2九飛とすると4九の金が▲5八金と上がると、いつでも△3八角の筋があります。

後手から△4六歩と動いてきた手に▲6五角から▲2一角としましたが、△2三角と打たれると少し先手が無理っぽいです。

後手の4筋の歩の交換に簡単に歩を打って受けてはいけないという先入観があったのでこのような指し手になったのですが、角だけの攻めでは単調です。

▲2九飛では▲5八金右がありました。

▲5八金右△4六歩▲同歩△同飛▲4七銀△4一飛▲4六歩で、ソフトの評価値+172で互角。

この手順は、▲5八金右として後手が4筋の歩の交換をすれば▲4七銀から▲4六歩と受ける形です。

このような受け方は、あまりいい受け方ではなく少し先手が損をしていると思っていたのですが、評価値をみるとそうでもないようです。

後手に1歩持たれて先手は4七の銀が固定されて動けないという理由で先手が損をしているという感覚だったのですが、後手の2四の銀が少し浮いています。

2四の銀が中央にいれば△4六銀を目標に指しますが、後手の銀が2筋にいればその心配はなさそうです。

▲4七銀の形は3七の地点が弱いので、後手から△6四角から△4五歩として△3七角成の筋の受け方が気になります。

▲4六歩以下△6四角▲2九飛△4五歩▲同桂△同桂▲同歩△3七角成▲4六角△1五馬▲1六歩△1四馬▲5六銀△6四桂▲4七金で、ソフトの評価値+54で互角。

この手順は△6四角から△3七角成とやや後手の指し手も単調な感じもしますが、実戦的には結構大変なようで▲4七金まででいい勝負のようです。

対振り飛車の歩の交換の受け方が参考になった1局でした。