4段目に飛車を打って攻める

上図は、相掛かりからの進展で▲4一飛と打った手に△5一飛と打って受けた局面。ソフトの評価値+2240で先手勝勢。

駒割りは、銀桂と香車の交換で先手が駒得で5三のと金も働いているので形勢は先手がだいぶいいです。

▲4一飛に△5一飛と打ったのは、▲4三と△同金▲3一飛成を受けた手で、このような受けが少し見えにくいです。

▲5一飛成には△同金となって後手の金が守りに働いてくるので、少しいやな展開です。

▲5一飛成はこれしかなさそうですが、それ以後の指し手が少しよくなかったようです。

本譜は△5一飛以下▲同飛成△同金▲6三飛△2九香成▲4六角△6七歩で、ソフトの評価値+1347で先手優勢。

この手順は、飛車交換から▲6三飛と打って後手玉を横から攻める手ですが、△2九桂成と桂馬を補充され▲4六角に△6七歩と打たれた局面は、先手がまだよさそうですが、数手前に比べて結構いやな形になっています。

▲同金ならいつでも後手から△8九飛や△7五桂のような手があります。

後手玉には▲4三と△同金▲5四銀といった筋はありますが、まだ後手玉を寄せきるまでは手数がかかりそうです。

飛車交換から▲6三飛と打つ手では▲5四飛がありました。ソフトの評価値+2350で先手勝勢。

▲5四飛は後手の働いている角を狙う意味と、▲4三と△同金▲5一飛成の狙いがあります。

飛車を4段目に打つのが少し見えにくいです。

持ち駒の飛車は、後手陣の3段目までに打てば次は必ず成れるのですが、4段目に飛車を打つと次は必ずしも成れるとは限りません。

▲5四飛に△4四角なら、▲4三と△同金▲5一飛成△2二玉▲6六歩で、ソフトの評価値+2432で先手勝勢。

この手順は、▲4三とから金と取る手で、△2二玉に▲6六歩と後手の角のラインを止めれば先手勝勢です。

▲5四飛に△7七角成なら、▲同玉△4一金▲6六角△4四銀▲9六角で、ソフトの評価値+2710で先手勝勢。

この手順は、△7七角成として△4一金とややジリ貧ですが粘りにでた手ですが、▲6六角と打って△4四銀と合い駒をさせてから▲9六角と打てば後手はさらに駒損の形になるので先手勝勢です。

4段目に飛車を打って攻めるのが参考になった1局でした。

終盤の寄せ方

上図は、居飛車対振り飛車の終盤戦で、後手が△6二金と詰めろを受けた局面。ソフトの評価値+99978で先手勝勢。

先手玉は後手が次に△7八ととすれば詰めろですが、王手がかからない形なので、ここでは先手が詰めろを続けていけばいい形です。

こういうところは、ソフトはまず逃さないのですが、秒読みの人間だと最後まで何が起きるか分かりません。

ここから▲7一角と詰めろをかけました。

▲7一角△7二金打で、ソフトの評価値+99991で先手勝勢。

▲7一角は詰めろで、△6三金なら▲8二金以下詰みなので△7二金打と受けましたが、ここで後手玉に即詰みがあります。

▲9二角以下詰み。

▲9二角で後手玉が詰んでいます。

▲9二角に△同玉なら、▲7二龍△同金▲9三金△8一玉▲8二金打△同金▲同金まで。

この手順は▲7二龍とするのが急所で、先に▲9三金と打つと△8一玉で詰みません。

ただし、この手順も△8一玉には▲6二龍と金を取って後手玉は受けなしです。

▲9二角に△同香なら、▲7四龍△同玉▲7五香△6三玉▲7四金まで。

この手順は4一の銀が良く効いています。

香車があるので▲7四龍から▲7五香が狙い筋ですが、△6三玉とか8三玉に手が続くかが大事です。

なお▲9二角は秒読みだと気が付きにくいです。

▲9二角では、▲7四龍△同玉▲7五香△8三玉▲7四角までという手もありました。

手順の▲7四龍に△9二玉なら▲8四龍△7一金▲9三金まで。

やはり終盤で+99978という評価値になっても、▲9二角とか▲7四龍とか少し難しい手が指せないと将棋はもつれます。

後から振り返ってなるほどと思っても、実際の対局でその手が指せるかというのは、結構難しいです。

なお実戦では、秒読みでは△7二金打に即詰みが見えず▲6二角成から形勢が少しあやしくなりました。

終盤の寄せ方が参考になった1局でした。

穴熊の△8六歩の受け方

上図は、後手ゴキゲン中飛車から相穴熊の終盤戦で△8六歩と突いた局面。ソフトの評価値+576で先手有利。

穴熊に△8六歩と突かれるのはいやな筋で、▲8六同歩なら△8七歩の叩きがあって先手としてはうるさいです。

▲8六同歩△8七歩▲同銀△9五桂▲7八金打△6六角で、ソフトの評価値+138で互角。

この手順は△8七歩から△9五桂が厳しく▲7八金打としても△6六角が継続手で先手も大変です。

実戦は▲8六歩でなく▲4五角と▲8三桂△同金▲8一金の詰めろの攻防風な手を指しました。

▲4五角△7二銀打▲7七金打で、ソフトの評価値+325で先手有利。

この手順は、▲4五角に△7二銀と打たせてから▲7七金と埋める手で、お互いに8筋の歩は取りたくないような展開です。

このような指し方が実戦的には手堅いのかと思っていましたが、ソフトは別のことを考えていたようです。

▲4五角で▲5三角がありました。ソフトの評価値+755で先手有利。

▲5三角は▲7一角成が狙いですが、詰めろではありません。

よって後手から△8七歩成と形を崩されるのが気になります。

△8七歩成▲8三歩で、ソフトの評価値+637で先手有利。

この手順は、△8七歩成に▲8三歩と叩く手で、これは▲8二歩成としても△同銀で後手玉は詰みません。

また△9八と▲同玉の形は、いつでも△8六桂の王手の筋が気になります。

まず実戦では▲8三歩は指せないです。

▲8三歩に△同金なら、▲7一角成△9八と▲同玉△8六桂▲8七玉△9八角▲7七玉△7六角成▲同玉△6五銀▲6七玉△6六飛▲5七玉△5六飛▲4七玉△5八飛成▲同玉で、ソフトの評価値+2089で先手勝勢。

この手順は、▲7一角成とさせることで△8六桂と打つ筋ですが、際どく詰まないようです。

▲8三歩に△6六角なら、▲8二歩成△同銀▲7七桂打△6二銀▲7二金で、ソフトの評価値+1204で先手有利。

この手順は、△6六角として△8八と▲同金△8七桂からの詰めろですが、▲8二歩成から金を取ってから▲7七桂打と詰めろを受けて難しいところはありますが先手指せそうです。

穴熊の△8六歩の受け方が参考になった1局でした。

飛車と金の交換で食らいつく

上図は居飛車対振り飛車からの進展で、先手居飛車穴熊で飛車交換後に△6五歩と突いた局面。ソフトの評価値+7で互角。

対局中は、先手玉は固いものの後手玉の厚みが強くて、先手が悪いのかと思っていたのですが、互角だったのは驚きました。

本譜は以下、▲5七銀△5六歩▲同銀△5五歩で、ソフトの評価値-29で互角。

▲5七銀と普通に指すとこのような手順になり互角ですが、やはり後手陣が手厚くあまり先手がいいイメージがありません。

▲5七銀では▲6一飛成がありました。

▲6一飛成△同銀▲7五金で、ソフトの評価値+102で互角。

▲6一飛成は数手前に▲3一飛と打ったばかりなので、このタイミングで飛車と金の交換をするとは思っていませんでした。

△6一同銀に▲7五金が狙いの1手です。

先手は駒損していますので先手有利にはなりませんが、穴熊の固い囲いなので後手陣に食らいつく狙いです。

▲6五金以下△9三角▲6五金△同銀▲同銀△6四歩▲7四銀打で、ソフトの評価値+458で先手有利。

この手順は、後手が普通に指したのですが、▲7四銀打とすると先手は持ち駒に歩が3枚しかないのですが▲3五角の狙いもあり、意外と後手は先手の攻めを振りほどくのが大変みたいです。

▲6五金以下△9三角▲6五金△3九飛▲5四金△同金▲6五銀打で、ソフトの評価値-42で互角。

この手順も先手は金と銀を交換して、▲6五銀打と食らいつく展開で実戦的にはいい勝負です。

どちらの手順も先手の穴熊の固さを活かした展開になりそうです。

穴熊にして大駒を切って金を打つ筋は、以前全く違う局面でもありました。https://shogiamateur.com/wp-admin/post.php?post=6639&action=edit

このような手は、意外と後手をもつと大変なようです。

飛車と金の交換で食らいつくのが参考になった1局でした。

形を決めずに自陣の整備

上図は、角換りの進展から▲3七桂に後手が△2四銀とした局面。ソフトの評価値+104で互角。

対局中は、後手からは△5五歩や△5五銀などの狙いがあるのに対して、先手がどのように動くかが難しいと思っていました。

実戦は△2四銀に▲2五桂△8二角と後手はさらに力をためたのですが、▲2五桂には△5五銀とぶつける手もあったようです。

△5五銀▲同銀左△同歩▲同角△同飛▲同銀△3七角▲2九飛△2二玉で、ソフトの評価値+110で互角。

この手順は飛車と角の交換から△3七角と打つのは後手の狙い筋ですが、▲2九飛に△5五角成は▲5一飛の切り返しがあるので、ここで△2二玉とするのが少し見えにくいです。

△2二玉の形は先手に飛車があり1筋から攻める手もありますが、意外と後手玉はしっかりしています。

▲2五桂では▲7九玉があったようです。

▲7九玉△2二玉▲9五歩△9二香▲4八飛で、ソフトの評価値+68で互角。

先手は玉の整備をして▲4八飛と回ります。

▲4八飛の狙いがいまひとつ分かりにくいのですが、3七の桂馬が▲2五桂とすると4六の角はいますが3七の地点が手薄になるので、▲4八飛として5八の金と連携しているという意味だと思います。

また3七の桂馬がいなくなると4六の角は、▲3七角や▲2八角と引きやすくなり、その後▲4四歩と飛車を活用しやすいというのも考えられます。

その後の先手の方針は、▲7七銀~▲8八玉~▲6六歩~▲2五桂などです。

早く▲2五桂と跳ねて形を決めずに、玉の整備などの駒組みを進めた方が9筋の位を活かせる展開になったようです。

形を決めずに自陣の整備をするのが参考になった1局でした

石田流への狙い筋

上図は、後手三間飛車の石田流に先手が居飛車穴熊からの進展で、先手が▲5五歩と突いた局面。ソフトの評価値±0で互角。

先手は穴熊が完成しているので待つ手はないのかと思い、▲5五歩と歩を交換して1歩持つ作戦ですが、ソフトは▲5五歩はあまり評価していませんでした。

ソフトは、▲5五歩では▲7七銀引~▲8六銀から後手が△7四歩と突けば7筋の歩の交換や▲5七角~▲6八角のような手待ちを推奨していたのですが、私の理解を超えているので実戦の▲5五歩を調べます。

実戦では▲5五歩に△4五歩だったのですが、後手がおとなしく▲5五歩に△同歩▲同銀△5四歩▲6六銀△4五歩の局面の形勢と先手の攻め方が興味がありました。ソフトの評価値+364で先手有利。

△4五歩の局面は後手は石田流の理想的な形ですが、それ以上に先手が1歩を持ち駒にしているのが大きいようです。

△4五歩以下▲3六歩で、ソフトの評価値+318で先手有利。

後手から△3六歩と突くのでなく、先手から▲3六歩と突くのは初めて見るとびっくりするかもしれません。

この手は結構有名な手筋で、先手に1歩があれば狙い筋です。

▲3六歩に△同歩なら、▲3五歩△同角▲3六飛△6八角成▲3四飛で、ソフトの評価値+458で先手有利。

この手順の▲3五歩~▲3六飛が狙い筋で、△6八角成に▲3四飛の局面が先手の穴熊の連携がよくて、先手がいいです。

▲3六歩に△4六歩なら、▲同角△4三金▲2四歩△同歩▲3五歩△4四飛▲2三歩△4八歩▲2二歩成△4九歩成▲2八飛で、ソフトの評価値+557で先手有利。

この手順は△4六歩~△4三金は振り飛車が局面を複雑にする狙いですが、先手は2筋を突き捨ててから▲2三歩が間に合う展開です。

後手も△4八歩~△4九歩成のと金作りに対して、と金の活用を防ぐ▲2八飛が受けの地味な1手です。

石田流への狙い筋が参考になった1局でした。

向飛車の急戦の対応

上図は、後手三間飛車から先手の駒組みを見て3二の飛車を△2二飛とした局面。ソフトの評価値+125で互角。

先手の▲9八香を見てから△2二飛とする筋は、急戦志向で先手の穴熊を封じる指し方です。

対局中は、後手の急戦に備えて▲7八銀と上がるのは美濃囲いにして自然ですけど、▲9八香があまり活きていない形なので、▲9九玉としました。

▲9九玉△2四歩▲同歩△同飛▲2五歩△2二飛▲8八銀△1四歩で、ソフトの評価値+138で互角。

2筋の歩の交換をして▲2四同飛とすると△同角が5七の銀取りになって先手が悪いので、▲2五歩としました。

以下後手が△1四歩と突き、次は△1三桂~△3二金~△2五飛の飛車交換が狙いです。

本譜は△1四歩▲3六歩△1三桂▲5九金右△3二金で、ソフトの評価値+4で互角。

この手順は、次に後手から△2五飛がありますが、それを▲3七桂としても△3五歩が厳しいので先手が悪そうです。

どこかで先手の受け方がまずかったようです。

手順の▲5九金右では▲3七桂があったようです。ソフトの評価値+213で互角。

このタイミングで▲3七桂が見えていませんでした。

▲3七桂とすると△3五歩▲同歩△3六歩とか△3五歩▲2六飛△1五角などで、桂馬を狙われて悪いと思って指せなかったのですが、後手の陣形でこの場合はありました。

▲3七桂に△3五歩なら、▲4五桂△4二角▲3五歩△3二金▲2四歩△2一飛▲3四歩△同銀▲3三歩で、ソフトの評価値+535で先手有利。

この手順は、▲4五桂に後手が△同歩だと▲3三角成があるので、取れない形で先手が指せそうです。

▲3七桂に△3二金なら、▲4六銀でソフトの評価値+193で互角。

桂馬の頭を守る▲4六銀が少し指しにくいですが、これで後手の急戦を防いでいるようです。

ただし、穴熊は完成していませんので、やはり後手が向飛車にすれば美濃囲いの方が無難な感じです。

後手の向飛車の急戦の対応が少し分かった1局でした。

横歩取りの△7六飛への指し方

上図は、横歩取りに対して後手が△7六飛と横歩を取った局面。ソフトの評価値+176で互角。

△7六飛では△5二玉が普通なのですが、何か先手から手があると思い動きました

本譜は▲3三角成△同桂▲8四飛△8二歩▲8三歩△7二金▲8五角で、ソフトの評価値-233で互角。

この筋は私の対局で似たような局面があったのですが、ちょっと形が違うと指し手の内容が違う典型です。https://shogiamateur.com/wp-admin/post.php?post=1685&action=edit

▲8五角に△2六飛なら、▲8二歩成△同銀▲6三角成△同金▲8二飛成でソフトの評価値+647で先手有利ですが、▲8五角には△8三歩▲7六角△8四歩で、ソフトの評価値-228で互角。

さすがに▲7六角の局面は互角とはいえ、7六角の働きが悪く先手失敗のようです。

何かで△7六飛としたときには▲8五角で先手有利と見た記憶があるのですが、正確な局面や手順が思い出せません。

最初の△7六飛の局面では、▲3三角成△同桂▲8四飛△8二歩▲2四飛△2三歩▲8四飛△2六飛▲2八歩で、ソフトの評価値+168で互角。

▲8五角からの展開にせず、普通に指すとこのような手順になるようです。

△2六飛では△2七角もあるのですが、▲2八歩△4五角成▲2七角で、後手の馬を消せそうです。

手順の△4五角成で△5四角成なら▲8七角で激しい展開になりそうです。

ただし△2七角を消すなら、▲2四飛と回る手では▲3八金と早めに上がることになります。

結局、△7六飛を咎めようとしましたが、先手は正確な局面や手順を知っておかないと難しいようです。

横歩取りの△7六飛への指し方が参考になった1局でした。

戦いを起こさずゆっくり指す

上図は、横歩取り青野流からの進展で△7四歩と突いた局面。ソフトの評価値+123で互角。

この局面は先手は1歩得ですが、2八に歩があって2筋に歩が使えないのと、3五の飛車と中段飛車になっており飛車の動ける範囲が狭いです。

先手はここから動いたのですが、ぱっとしなかったです。

▲4五桂△4四角で、ソフトの評価値-148で互角。

この手順は、▲4五桂と跳ねて△8八角成なら▲同銀で▲5五角や▲7七角に期待をしたのですが、▲4五桂に△4四角と軽く上がられる手が気がつきませんでした。

▲4五桂と跳ねる攻めは、8九の桂も6五に跳ねる手がないと続かないみたいで、単騎の桂では攻めが単調です。

実戦は、△4四角に▲8七歩△7六飛▲4四角△同歩▲5五角で、ソフトの評価値-208で互角。

この手順は、先手は飛車と角と桂馬の3枚の攻めなので、うまく攻めないと攻めが切れてしまいます。

▲4五桂では▲8七歩がありました。

▲8七歩△8二飛▲2五飛で、ソフトの評価値+50で互角。

この手順は、▲8七歩に△8二飛とさせてから▲2五飛と寄る手です。

▲8七歩と打つのは、後手の飛車がどこにいくのかを聞いた手です。

▲8七歩に△7六飛は▲3三角成△同桂▲8五飛△8八歩▲7七歩△3六飛▲8八銀で、ソフトの評価値+42で互角。

この手順は、△7六飛とする手ですが角交換から▲8五飛と飛車成りを狙う手で、後手も△8八歩と手筋の歩を打ちますが▲7七歩とすれば先手の飛車成りを受けるのは難しいです。

よって、▲8七歩には△8二飛と引きますが、そこで▲2五飛でどうかという局面です。

▲2五飛は中段飛車では後手に狙われやすいので、▲2五飛として次に▲2六飛と遠くから後手陣を狙う手です。

実戦的にはまだ大変ですが、▲2六飛からゆっくり指して歩得を活かす感じです。

なかなか明快に先手よしにはなりませんが、これでいい勝負のようです。

戦いを起こさずゆっくり指すのが参考になった1局でした。

どのような形で▲2二歩を打つか

上図は、後手ゴキゲン中飛車からお互いに穴熊に囲った進展で△4四歩と歩を突いた局面。ソフトの評価値+39で互角。

△4四歩で先手の4五の桂は取られる形になりましたが、先手は▲2二歩と打ってから桂馬を取り返す筋があるのでいい勝負のようです。

本譜は▲2二歩で、ソフトの評価値-28で互角。

▲2二歩と打つのは狙い筋の一つで、先手はと金と飛車が働けばいいという考えです。

本譜は▲2二歩△4五歩▲同歩△3三桂▲6三歩成△同金▲2四飛で、ソフトの評価値-257で互角。

△4五歩と桂馬を取った手に▲同歩として△3三桂に▲6三歩成を利かしてから▲2四飛としたのですが、桂損した割に飛車がまだあまり働いていないのであまりよくなかったようです。

なお△4五歩には普通に▲2一歩成として、以下△4六歩には▲4八飛で、ソフトの評価値+86で互角の方がよかったようです。

▲2二歩では別の指し方で▲6三歩成がありました。

▲6三歩成△同金▲3三桂成△同角▲2二歩で、ソフトの評価値-104で互角。

この手順は、▲6三歩成は後手の陣形を崩すので普通の手ですが、△同金に▲3三桂成が少しみえづらいです。

▲3三桂成に△同桂なら▲2四飛△4五桂▲2二飛成で、ソフトの評価値+653で先手有利。

この手順は、△4五桂として飛車取りも▲2二飛成が角取りになるので先手有利です。

よって▲3三桂成に△同角ですが、そこで▲2二歩です。

▲3三桂成とすることで、4五の地点に駒があたらないようにしたのが▲3三桂成の効果です。

4五の地点に駒があたると、ゆっくりしていると後手から△4五歩から△4六歩から△4七歩成の筋があります。

どのタイミングで▲2二歩と打っても評価値的には大きな差はありませんでしたが、色々な手順で▲2二歩と打つのが興味深いです。

最後の▲2二歩の局面は後手の1筋の歩が1三にあるので▲2二歩は少しきついですが、1四に歩があると▲2二歩には△1三桂と跳ねる筋があるので少し先手が損をします。

どのような形で▲2二歩を打つかが参考になった1局でした。