上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの終盤戦で後手が△2四同金と飛車を取った局面。ソフトの評価値+99990で先手勝勢。
対局中は、後手玉が詰まされても仕方がないなと思っていましたが、詰み手順がよく分かっていませんでした。
本譜は、▲3一飛△2一角でソフトの評価値+99986で先手勝勢。

この手順は、▲3一飛として何か合い駒させてから詰ますという手です。
△2一角で△2一金や△2一飛で先手にプレッシャーをかける手もありますが、それだと▲同飛成△同玉▲3三桂から比較的簡単に詰んでしまうので、やむを得ず△2一角としました。
実際はここから▲同飛成△同玉▲3三桂以下詰んでいるのですが、ちょっと手数がかかるのと詰ましにくい手順になります。
▲3一飛では▲2一金がありました。ソフトの評価値+99991で先手勝勢。

▲2一金と金を捨てる手がうっかりしやすいです。
金は普通は止めに使うので最後まで持ち駒にしておくことが多いのですが、最初に1枚ある金を捨てるというのは少し考えにくいです。
▲2一金△同玉▲3三桂△3一玉▲4一飛△3二玉▲2一角△3三玉▲3一飛成まで。
この手順は、金を捨てて▲3三桂とするのが急所で、どこに逃げても先手玉が詰んでいます。
実戦の▲3一飛も自然に見える手で、合い駒を使わせて1枚駒が入るので▲3三桂とすれば詰ましやすいというのはよく分かります。
▲3一飛△2一角の手順と、▲2一金と捨てる手順の違いは、先手の持ち駒に飛車があるかどうかということです。
飛車があれば後手玉は詰ましやすいのですが、飛車がないと少し複雑になるという感じです。
このあたりが将棋の難しいところみたいです。
金を捨てて桂馬を打って詰ますのが参考になった1局でした。