上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△6四歩と突いた局面。ソフトの評価値+519で先手有利。
△6四歩はたまに出てくる手で、▲同飛なら△6五桂と跳ねて▲同銀なら△6三銀と引いて飛車を取る手です。
▲6四同飛とすると飛車が詰まされる可能性があるので決断が必要です。
本譜は▲6七銀△6三金で、ソフトの評価値-47で互角。
この手順は△6四歩と△6三金の組み合わせが良く、後手の形が安定して先手が面白くなかったかもしれません。
▲6七銀では▲6四同飛がありました。
▲6四同飛△6五桂▲7一角で、ソフトの評価値+435で先手有利。

この手順の▲7一角が、秒読みとはいえ全く見えていませんでした。
▲7一角に△7三角なら、▲8二角成△6四角▲同馬△7七桂成▲7四馬△6三銀▲同馬△同金▲8二飛△3一玉▲7七金で、ソフトの評価値+303で先手有利。
▲7一角から▲6四角成は気持ちのいい手ではありますが、先手玉も薄いので有利とはいえまだ大変な局面です。
▲7一角に△7七桂成なら、▲8二角成△6三銀打▲6九飛で、ソフトの評価値+372で先手有利。

この手順は次に△7八成桂で飛車と金銀の交換で2枚替えで先手少し駒損も、▲2九飛でソフトの評価値+358で先手有利。
ただしこの手順は少し浮かびにくいです。
先手は▲8一飛や▲9一馬を楽しみ指す感じです。。
後手は歩切れが少し痛いです。
右玉は玉が薄く広いので、固め合う将棋の感覚と少し違うところがあり、特に飛車を渡す形は要注意です。
その意味で▲6四同飛は怖いところがあります。
右玉で飛車を渡す形に踏み込んだのが参考になった1局でした。