遊んでいる駒を活用する

上図は、後手雁木に先手左美濃からの進展で△3四銀と歩を取った局面。ソフトの評価値+166で互角。

駒割りは、飛車と角の交換でやや先手が駒損で後手から△7六歩のような狙いがあるので先手が神経を使います。

後手は居玉ですが。王手飛車のラインを気をつければバランスが取れています。

そのような意味で先手が少し悪いのかと思っていたのですが、互角だったのは意外でした。

実戦は▲1六角△7六歩▲3四角△7七歩成▲同銀で、ソフトの評価値+207で互角と進みましたが、▲1六角は推奨手ではなかったようで△7六歩で△3九飛と受けられるとソフトの評価値+203互角。

この手順の▲1六角は狙い筋の手で、△3九飛と攻防に打たれるといつでも▲3四角の狙いはありますが、やや攻めが細い感じです。

▲3四角は候補手の1つでしたが、最初の局面では先手の5六の銀が遊んでいるので、この駒を活用した方がよかったようです。

▲1六角では▲6五銀がありました。

▲6五銀△同銀▲同桂△7七歩▲9五角で、ソフトの評価値+283で互角。

この手順は、▲6五銀とぶつけてから銀交換で桂馬を捌く手です。

ただし7七の地点が弱くなったので後手は△7七歩と打ってきます。

そこで▲9五角と王手で7七の地点を守る手順ですが、なぜか対局中は▲9五角から▲7七角とする筋は見えていませんでした。

△7七歩に▲同銀なら△8七飛成があるので▲9五角として粘りに出ている手順です。

▲9五角以下△4一玉▲7七角△7六銀▲5三桂不成△3一玉▲6一桂成△7七銀成▲同銀△7六歩▲8八銀で、ソフトの評価値+372で先手有利。

この手順は△4一玉▲7七角に△7六銀も厳しい手ですが、▲5三桂不成が王手になって金を取れる形なので、一応先手も満足です。

△7六歩に▲8八銀は形が悪く、後手に駒がたくさんあれば7七から打たれますがまだ耐えている感じです。

元々が7筋が弱い陣形だったので仕方ないようです。

遊んでいる駒を活用するのが参考になった1局でした。