右玉相手の銀交換からの指し方


上図は、角換わりから後手が右玉にした展開で▲9八香と上がった局面。ソフトの評価値+136で互角。

先手は、穴熊に組んでから強い戦いにしようという考えですが、ここで後手がゆっくりとした駒組みをすると先手の穴熊が完成して後手が戦いにくくなる可能性があります。

本譜は▲9八香に△5五歩だったのですが、対局中は△5五銀を気にしていました。

この手の意味は、銀を交換すると4七の地点に空間があくので△4七角と打って以下馬を作ってもたれる指し方です。

右玉を相手に馬を作られてじっくり指されると先手も攻め方が難しくなり神経を使います。

△5五銀▲同銀△同歩で、ソフトの評価値+141で互角。

この手順は、銀をぶつけられたら取るしかないのでこのように進みますが、ここからの指し手が分かっていませんでした。

△5五同歩以下▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛△4七角▲3五歩で、ソフトの評価値+248で互角。

この手順は、先手は2筋の歩を交換して持ち駒に歩を加えます。

この手は自然ですが、後手の狙いの△4七角に▲3五歩が急所の一手です。

後手の桂馬を狙う手で、ここから手を広げていく感じです。

ただし単純に△3五同歩▲3四歩△2五桂▲3三銀は、以下△3一金▲1七桂△同桂成▲2三飛成から△8六歩▲同銀△8四桂で、ソフトの評価値-388で後手有利。

この手順は、先手は▲3三銀と打ち込んでから▲1七桂と活用して▲2三飛成とする進行ですが、後手の右玉が攻めから遠く△8六歩から△8四桂とされると右玉独特の指し方で戦っている場所が違うので先手が指しにくいです。

次の△7六桂が受けづらく、また3三の銀が少し重たいのが気になります。

△3五同歩▲1八角△2五角成▲同飛△同桂▲7五歩で、ソフトの評価値+450で先手有利。

この手順は、先手の理想の1つで飛車と角の交換から▲7五歩と突いたのが角筋を活かした手で、△7五同歩には▲7四歩△同銀▲8一角成の狙いがあります。

△3五同歩▲1八角△1五歩▲3四歩△2五桂▲4八銀で、ソフトの評価値+381で先手有利。

この手順の△1五歩は先手の角が1八にいるので指したくなる手ですが、最後の▲4八銀があると後手が少し無理気味みたいです。

△3五同歩▲1八角△3四銀▲9九玉△1五歩で、ソフトの評価値+204で互角。

この手順は、後手は△3四銀と辛抱した手で少し指しにくいですが、先手も攻めるのは大変です。

▲9九玉として玉を固めますがそこで△1五歩でどうかという展開で、これでいい勝負のようです。

やはり将棋は簡単ではないようです。

右玉相手の銀交換からの指し方が参考になった1局でした。