上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手四間飛車に先手トーチカに囲った展開で△6二金左とした局面。ソフトの評価値+122で互角。
後手は6筋の位を取っているので先手は5七の銀が少し使いづらいです。
部分的には▲6八銀と引きたい形ですが、いつでも△6六歩▲同歩△同角から△3九角成の筋があるのが気になります。
直ぐにこの筋は△6六同角に▲2四歩があるので後手は指しづらいですが、少し形が違えばこの筋はありそうです。
対局中は5七の銀を活用したくて▲6八飛としました。
先手からいえば▲6八飛から▲6六歩△同歩▲同銀とすれば面白いのですが、後手もその前に動いてきました。
本譜は▲6八飛△2二角▲6六歩△1三角で、ソフトの評価値+139で互角。

この手順は、△2二角から△1三角と角を活用する手で全く気がつきませんでした。
5七の銀が浮いているので△4四角から△3五歩▲同歩△同角など考えていたのですが、△2二角から△1三角とした方が手が早いです。
実戦は△1三角以下▲6七飛△6六歩▲同銀△4六歩▲同歩△同角で、ソフトの評価値-70で互角。
この手順は△6六歩から△4六歩として後手の飛車と角が捌ける展開で、互角のようですが先手としてはやや面白くなかったようです。
▲6八飛では▲9八香がありました。
▲9八香△8二玉▲9九玉△2二飛▲6八銀△9二香▲4八角△9一玉▲5七角で、ソフトの評価値+216で互角。

この手順は先手はトーチカから穴熊にする手で、穴熊に組むと9九の玉が後手の角のラインに入りますが、それでも穴熊にする進行です。
後手も固さ負けを嫌って穴熊を目指しますが、先手は▲4八角から▲5七角と組み替えて、いつでも▲3五歩を含みに戦う形です。
確かに先手は3七の角より5七の角の方が働きやすいみたいです。
なお、全く違う将棋でもトーチカに組んでから穴熊にする手がありました。
いつかはトーチカから穴熊で指したいなとは思っていましたが、本局も穴熊を目指すのがあったようです。
トーチカから穴熊にせず動いてやや失敗が参考になった1局でした。