ひねり飛車模様に組んでも互角

上図は、相掛かりからの進展で△3四歩と突いた局面。ソフトの評価値-16で互角。

この戦形の1つの狙いで、先手なら後手の2筋以外の歩を取りにいって歩得を目指すというのがあります。

この場合は3四の歩を狙って、▲2四歩と合わせて△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛とすると歩得になりますが、▲2四歩には△4四角▲2八飛△2四歩▲同飛△2二銀でソフトの評価値-34で互角といった展開になり、互角ながらも少し後手が手得になっています。

それでは少し先手が面白くないと思い▲3六飛としました。

▲3六飛△3三金▲7六歩で、ソフトの評価値-75で互角。

▲3六飛とするのは縦歩取りの形で、どちらかといえば後手が△7四飛として7六の歩を取りにいく形が多いのですが、先手で試してみました。

▲3四飛を防ぐには、後手は6四の歩を突いていなければ△8四飛と受けることができますが、この場合は6四に歩があるため後手は△3三金としました。

この形は部分的にはひねり飛車の形ですが、△3三金と少し形を崩してから▲7六歩としました。

実戦は▲7六歩以下△4一玉▲7七角で、ソフトの評価値-46で互角。

この手順は、後手は△8六歩として歩の交換をせずに△4一玉としたため先手は▲7七角として△8六歩を防ぎました。

この展開になると先手だけ持ち駒に歩があるので先手が少し得をしたのかと思っていましたが、評価値は互角でした。

このあたりの駒組みは、ほとんど評価値には影響なかったようです。

▲7六歩に△8六歩が少し気になっていました。

▲7六歩に△8六歩なら▲同歩△同飛▲7五歩△8二飛▲7七桂で、ソフトの評価値-46で互角。

この手順は、後手は△8六歩から歩の交換をした手に▲7五歩から飛車交換をする狙いです。

▲7五歩に△3六飛なら▲同歩で、ソフトの評価値+498で先手有利。

この手順は飛車交換ですが、次に先手から▲8二歩の狙いがあるので先手が面白そうです。

よって後手は△8二飛と引いた手に▲7七桂と跳ねてひねり飛車の構えになります。

先手の5八の玉を除けばだいぶ昔によく出てきたような形ですが、評価値は互角のようです。

ひねり飛車模様に組んでも互角だったのが参考になった1局でした。