桂馬が取られる前に活用する

上図は、相掛かりからの進展で後手が△9九歩成と香車を取った局面。ソフトの評価値+552で先手有利。

駒割りは桂馬と香車の交換でいい勝負ですが、先手有利だったようで6五の桂馬を活用したいです。

単純に▲5三桂成△同金▲4五桂は△5二金でぱっとしません。

しかし他の手でうまく活用する手が見えずに▲9九飛としました。

▲9九飛△6五歩で、ソフトの評価値-148で互角。

この手順は、じっと▲9九飛と辛抱して△6五歩と桂馬を取られた形です。

対局中は桂馬を取られても後手は歩切れなのでそれほど痛くはないかと思っていたのですが、後手に桂馬が入ると△6六歩▲同歩△5四桂のような手が気になります。

▲9九飛と△6五歩の手の交換はだいぶ先手が損をした感じです。

▲9九飛では▲7七銀がありました。ソフトの評価値+684で先手有利。

▲7七銀は飛車取りですが、先手の銀が玉から離れるので全く考えていませんでした。

▲7七銀に△9六飛なら▲8四角△5一角▲6二角成△同角▲7三金△7六香▲同銀△同飛▲7七香で、ソフトの評価値+1177で先手優勢。

この手順は、後手が8筋から飛車がなくなったら▲8四角が厳しいです。

▲7七銀に△8一飛なら▲8二歩△6一飛▲5三桂不成△同金▲4五桂で、ソフトの評価値+1040で先手優勢。

この手順は、△8一飛と引いて▲8四角の筋を受けたのですが▲8二歩があり△同飛なら▲7一角△7二飛▲6二角成△同飛▲5三桂成があります。

よって▲8二歩に△6一飛と逃げたのですが▲5三桂不成△同金▲4五桂が厳しく△5二金には▲5三桂打の王手飛車があります。

▲7七銀に△8三飛なら▲8四歩△8一飛▲7四桂△同銀▲同歩△6五歩▲6三銀で、ソフトの評価値+1180で先手優勢。

この手順は△8三飛として受けたのですが、▲8四歩が厳しく△同飛なら▲5三桂成△同金▲6二角があります。

よって▲8四歩に△8一飛と逃げたのですが、▲7四桂が厳しく△5二金なら▲7三桂成があります。

また最後の▲6三銀に△同金なら▲7二角があります。

やはり6五に桂馬が残っていたら先手から色々な手があったようです。

桂馬が取られる前に活用するのが参考になった1局でした。