上図は、角換わりからの進展で△2八銀と打った局面。ソフトの評価値+120で互角。
駒割りは、角桂と銀銀の交換でいい勝負です。
△2八銀が飛車取りなので飛車がどこに逃げるかという局面ですが、2九の桂馬や1九の香車が取られたら先手が駒損になりますので、ここが勝負所みたいです。
本譜は△2八銀以下▲6七飛△2九銀成▲5四歩△1九成銀で、ソフトの評価値-150で互角。

この手順は、▲6七飛として6筋から飛車を活用する狙いだったのですが、△2九銀成が将来△5四桂と打たれるのが気になって▲5四歩としました。
以下△1九成銀と進むと角と銀銀香の交換で先手の駒損が大きいです。
後手は桂馬や香車の駒を持つと手が広く、先手があまりうまくいっていない感じです。
▲6七飛では▲2七飛がありました。
▲2七飛△1九銀成▲3五歩で、ソフトの評価値+115で互角。

▲2七飛には後手は△1九銀成としますが、そこで▲3五歩が筋みたいです。
▲3五歩は一見ぬるいような感じもしますが、後から効果が出そうな手です。
▲3五歩に△同歩なら▲3四歩△2五桂▲4五歩で、ソフトの評価値+331で先手有利。
この手順は、△3五同歩には▲3四歩があり△2五桂に▲同飛なら△2四香で飛車が死にますが、▲4五歩とすれば△同銀に▲2五飛で今度は飛車が死にません。
▲3五歩に△同銀なら▲6五歩△同歩▲5五金で、ソフトの評価値+257で互角。
この手順は、△3五同銀とすると桂馬の周辺は固くなりますが、後手の5筋が弱くなります。
そこで▲6五歩と合わせて▲5五金と活用していい勝負のようで、次に▲6四歩のような狙いです。
後手も右玉でそんなに守りが固くないです。
▲3五歩に△6五香なら▲同金△同歩▲3四歩△2九成銀▲6四歩△同銀▲5四香で、ソフトの評価値+223で互角。
この手順は、後手は▲3五歩と相手にせず△6五香としたのですが、以下▲同金から▲6四歩から▲5四香が鋭いです。
▲5四香に△6三金なら▲5一角のような狙いです。
先手玉も薄いのであまり駒は渡せませんが、飛車は受けに使って耐えるという感じです。
歩を使って戦線拡大するのが参考になった1局でした。