上図は、居飛車対振り飛車からの進展で△5一角と3三の角が引いた局面。ソフトの評価値+1137で先手優勢。
対局中は、先手が1歩得して5筋の位を抑えているので少し指しやすいと思っていましたが、先手優勢まで差が開いているとは全く思っていませんでした。
実戦は▲4八角△1二香▲8七銀△8三銀▲7八金△7二金で、ソフトの評価値+681で先手有利。
この手順は、先手は動く手が見えなくて銀冠に組み替えたのに対して、後手も銀冠にする展開でまだ先手有利みたいですが優勢から有利に少し評価値が下がったのが気になります。
▲4八角では▲5四歩がありました。
▲5四歩△同銀▲5五桂△4二金▲4四角で、ソフトの評価値+1098で先手優勢。

この手順は、5筋の位を捨てる▲5四歩で△同銀に▲5五桂と桂馬を活用する手です。
▲5五桂に△同銀としても▲同銀で味がいいので後手は△4二金と辛抱しますが、そこで▲4四角と飛び出します。
次の▲1一角成が受けにくいです。
▲4四角以下△1二香▲7五歩△8三銀▲2四歩で、ソフトの評価値+1198で先手優勢。

この手順は、△1二香と上がって▲1一角成を防いだのですが、▲7五歩が継続手で△同歩なら▲7四歩があります。
よって△8三銀と辛抱しますがそこで飛車を活用する▲2四歩が味がいいです。
先手は自然な手を続けていますがこれで指せているようです。
▲2四歩に△同歩なら▲同飛△3三金▲5三角成△2四金▲5四馬で、ソフトの評価値+3006で先手勝勢。
この手順は▲2四同飛に△3三金と上がって両取りですが、▲5三角成から▲5四馬として飛車と銀桂の交換で先手が少し駒得で後手の2四の金が遊んでいるので、先手勝勢のようです。
▲2四歩に△5二金寄なら▲1一角成△4二飛▲2一馬△5五銀▲同銀△6三桂▲6四銀△4六飛▲7四歩△同銀▲5四歩△7五桂▲5三歩成△6七桂成▲同銀で、ソフトの評価値+1600で先手優勢。
この手順は、△5二金寄として辛抱した手ですが地味に▲1一角成から▲2一馬が厳しいです。
以下△5五銀と銀と桂馬を交換して△6三桂としてから△4六飛と捌いてくる展開ですが、▲6四銀から▲5四歩として先手が指せているようです。
ただし7筋に傷があるため優勢といっても油断できないような形ではあります。
それでも手の流れは、5筋に桂馬を捌いて角を活用するのが本筋のようです。
遊んでいる桂馬を活用するのが参考になった1局でした。