龍と馬の組み合わせで駒を活用する

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で5一の角が△6二角と上がった局面。ソフトの評価値+208で互角。

居飛車対振り飛車で居飛車側をもって仕掛けて龍と馬の両方が作れるというのはめったにないので、作戦的にうまくいったような気がしていたのですが、形勢は互角のようです。

居飛車は仕掛けるときが慎重になりますが、うまく仕掛けたつもりで気持ちがよくても、実戦は互角でまだまだこれからの将棋というのがよくあります。

本局もそんな感じで、穴熊で2枚の大駒が成りこんで駒の損得はなく、後手の3四の金がやや遊んでいるような感じでも互角というのが将棋の難しいところです。

実戦はここから▲3一龍△5六歩▲3五歩△4四金▲3三龍△5七歩成で、ソフトの評価値-154で互角。

この手順は、▲3一龍とやや地味な手を指して△5六歩に▲3五歩としてから後手の3三の桂馬を取って駒得になったのですが、後手も5七にと金を作ってきました。

対局中は、少し指し手が重くあまりいい手ではないような気もしましたが、やはり評価値は少し下がったようです。

桂馬を取っても先手が歩切れで、後手は5七にと金ができたのが大きいようです。

▲3一龍では▲1二龍がありました。

▲1二龍△5六歩▲2三馬で、ソフトの評価値+332で先手有利。

この手順は、▲1二龍も地味な手ですが△5六歩に▲2三馬が厳しいです。

▲2三馬に△4四金なら▲3三馬△5七歩成▲4二馬△5三銀▲6三銀△4二銀▲6二銀成△同金▲4二龍で、ソフトの評価値+609で先手有利。

この手順は、△4四金に▲3三馬と馬で桂馬を取れるのが大きく、後手は△5七歩成としますが、▲4二馬が次に▲5二馬と▲6四馬を見て厳しいです。

後手は△5三銀と馬に当てて受けますが、▲6三銀が△同銀なら▲5三馬で気持ちがいい手で先手が指せているようです。

▲2三馬に△4三銀なら▲4一馬△2二歩▲6三銀△同銀▲同馬△3五角▲1一龍で、ソフトの評価値+539で先手有利。

この手順は、△4三銀に▲4一馬と潜り込むて手があり△2二歩の受けに単純に▲6三銀と打ち込んで以下▲1一龍までで先手が指せるようです。

龍と馬の組み合わせで駒を活用するのが参考になった1局でした。