銀の攻めで角頭をどのように守るか

上図は、相居飛車からお互いに雁木にした展開で△1四歩と突いた局面。ソフトの評価値+83で互角。

ここで先手の手番ですが、対局中は将来後手から△7五歩が気になっていて、▲同歩△同銀でまずいので▲7五同歩とはできないのですが、その対応に迷っていました。

実戦は▲5六歩△1五歩▲5九角△3一角▲2六角△5三角で、ソフトの評価値+2で互角と進みました。

この数手先から後手から△7五歩と突いてきたのですが、実戦の▲5六歩に△7五歩が気になっていました。

▲5六歩△7五歩▲3七桂で、ソフトの評価値+41で互角。

この手順は、△7五歩に▲3七桂と跳ねる手で今見れば自然な手ですが対局中は見えていませんでした。

後手に3三に駒がいれば▲4五歩△同歩▲同桂が3三の地点にあたるのですが、3三に駒が何もいないので効果がいまひとつかと思っていました。

ただし、攻め駒の桂馬が2九のままでは戦力不足になるので▲3七桂は普通のようです。

▲3七桂以下△7六歩▲同銀△7二飛▲6七金右で、ソフトの評価値+21で互角。

この手順は後手は歩を取ってから△7二飛としますが、▲6七金右が手厚い手でこれを▲6七銀と引くと△7六歩▲6八角△7五銀で、ソフトの評価値-216で互角。

このあたりの受け方は結構大事なようです。

また最初の局面の▲5六歩で▲6五歩もありました。

▲6五歩△5三銀▲3七桂△6四歩▲同歩△同銀▲6五歩△5三銀▲5六銀右で、ソフトの評価値+53で互角。

この手順は▲6五歩として△同銀なら▲6六歩で銀が死にますので△5三銀とします。

以下▲3七桂に△6四歩と歩を交換しますがそこで▲6五歩と打つ手があります。

後手は△5三銀としますがそこで▲5六銀右と中央に駒を配置します。

この手は△3五歩と桂馬を狙われるのが気になりますが、▲2六飛とするか▲4七金として△3六歩▲同金とする形です。

▲4七金は玉から離れるので少し指しづらいですが力強い手で、この手もあるようです。

銀の攻めで角頭をどのように守るかが参考になった1局でした。

ひねり飛車模様に組んでも互角

上図は、相掛かりからの進展で△3四歩と突いた局面。ソフトの評価値-16で互角。

この戦形の1つの狙いで、先手なら後手の2筋以外の歩を取りにいって歩得を目指すというのがあります。

この場合は3四の歩を狙って、▲2四歩と合わせて△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛とすると歩得になりますが、▲2四歩には△4四角▲2八飛△2四歩▲同飛△2二銀でソフトの評価値-34で互角といった展開になり、互角ながらも少し後手が手得になっています。

それでは少し先手が面白くないと思い▲3六飛としました。

▲3六飛△3三金▲7六歩で、ソフトの評価値-75で互角。

▲3六飛とするのは縦歩取りの形で、どちらかといえば後手が△7四飛として7六の歩を取りにいく形が多いのですが、先手で試してみました。

▲3四飛を防ぐには、後手は6四の歩を突いていなければ△8四飛と受けることができますが、この場合は6四に歩があるため後手は△3三金としました。

この形は部分的にはひねり飛車の形ですが、△3三金と少し形を崩してから▲7六歩としました。

実戦は▲7六歩以下△4一玉▲7七角で、ソフトの評価値-46で互角。

この手順は、後手は△8六歩として歩の交換をせずに△4一玉としたため先手は▲7七角として△8六歩を防ぎました。

この展開になると先手だけ持ち駒に歩があるので先手が少し得をしたのかと思っていましたが、評価値は互角でした。

このあたりの駒組みは、ほとんど評価値には影響なかったようです。

▲7六歩に△8六歩が少し気になっていました。

▲7六歩に△8六歩なら▲同歩△同飛▲7五歩△8二飛▲7七桂で、ソフトの評価値-46で互角。

この手順は、後手は△8六歩から歩の交換をした手に▲7五歩から飛車交換をする狙いです。

▲7五歩に△3六飛なら▲同歩で、ソフトの評価値+498で先手有利。

この手順は飛車交換ですが、次に先手から▲8二歩の狙いがあるので先手が面白そうです。

よって後手は△8二飛と引いた手に▲7七桂と跳ねてひねり飛車の構えになります。

先手の5八の玉を除けばだいぶ昔によく出てきたような形ですが、評価値は互角のようです。

ひねり飛車模様に組んでも互角だったのが参考になった1局でした。

横歩取り青野流の▲2三歩のタイミング

上図は、横歩取り青野流からの進展で▲2一歩成に3一の銀が△4二銀とした局面。ソフトの評価値+136で互角。

先手はと金ができましたが、後手は一番の狙いが△7七角成でその他に△1九角成などがあり、先手はそれに対抗する手があるかという局面です。

実戦は△4二銀に▲8四飛としました。

△4二銀以下▲8四飛△8二歩▲2三歩△4五桂▲2二歩成△3三金▲3一と寄△7七角成▲同金△同飛成▲7八歩で、ソフトの評価値-470で後手有利。

この手順は、先に▲8四飛としてから▲2三歩と垂れ歩をする手です。

後手は△4五桂とする手に先手は2枚と金を作って▲3一と寄としますが、後手は△7七角成から龍を作る展開です。

ここから後手は△6六桂▲同歩△5七桂成を狙いとする手や、△7五龍として以下▲8八飛に△5五龍とする狙いがあります。

最初の局面の△4二銀に先に▲2三歩がどちらかというと本命になっています。

△4二銀以下▲2三歩△同金▲8四飛△4五桂▲8一飛成△7七角成▲同金△同飛成▲7八歩で、ソフトの評価値-25で互角。

この手順は先に▲2三歩と垂らした手で△同金とさせてから▲8四飛とします。

▲8四飛に△8二歩と受ける手もありますが、▲6八銀△1九角成▲2四歩△8三香▲同飛成△同歩▲2三歩成で、ソフトの評価値-7で互角。

この手順は後手は香車を取ってから△8三香と打つ狙いですが、▲同飛成から▲2三歩成で互角のようです。

よって後手は△4五桂と活用して▲8一飛成とさせますが、△7七角成から殺到して▲7八歩と進みます。

▲7八歩では▲6八角や▲8八角もありますが、真ん中の局面図と似たような形で比較しています。

先手はと金を2枚作った方がいいか、龍を作って桂馬を取った方がいいかの比較ですが、やはり龍を作った方が変化が複雑な感じがします。

将来△6七龍とすれば▲6四桂△同歩▲8五角を含みにした変化があるので、▲6四桂には後手は逃げる形になります。

そのような意味で最初の△4二銀には▲2三歩の方がよさそうな感じです。

ただしどちらの変化も一直線なので、▲7八歩に△6六桂が有効であれば評価値よりはるかに先手がつらい形です。

横歩取り青野流の▲2三歩のタイミングが参考になった1局でした。

雁木には△4一玉の形で仕掛ける

上図は、後手雁木に先手左美濃から右四間飛車からの進展で△1四歩と突いた局面。ソフトの評価値+273で互角。

先手は左美濃から右四間飛車にすると、玉を囲ったらガンガン攻めるというイメージがあります。

本局もここから▲4五歩と攻めたいなと思って考えたのですが、▲4五歩△同歩▲3三角成△同桂▲4五銀△4四歩で▲5六銀では面白くないと思って手待ちをしました。

実戦は△1四歩以下▲4九飛△3一玉で、ソフトの評価値+24で互角。

この手順は、▲4九飛として手待ちをしたのですが、飛車が4八と4九の違いは後手が角をもったときの打ち込みの場所が変わってくるということです。

後手は4一の玉が3一に移動したのですが、評価値を見ると互角とはいえかなり後手が盛り返した感じです。

▲4九飛と△3一玉の手の交換は、後手がポイントを上げているのが興味深いですが、後手の4一玉と3一玉の違いが気になりました。

▲4九飛では▲4五歩がありました。ソフトの評価値+245で互角。

この手順は、先手は囲いが完成したら仕掛けるというシンプルな指し方です。

先手には無駄な手がないので、これでよくなれば一番分かりやすいです。

▲4五歩に△同歩なら▲同桂△7七角成▲5三桂不成△同金▲7七銀で、ソフトの評価値+1017で先手優勢。

この手順はうまくいきすぎですが、▲4五同桂が△7七角成に▲5三桂不成の王手があるのが大きいです。

以下銀と桂馬の交換になりますが、先手が駒得で▲7一角の含みもあるので先手十分です。

これが後手の玉が3一なら▲5三桂不成が王手にならないので、△8八角と打たれて先手玉が詰まされてしまいます。

▲4五歩に△3一玉なら▲3五歩△同歩▲4四歩△同銀右▲4五銀△同銀▲同桂△7七角成▲同銀で、ソフトの評価値+238で互角。

この手順は、△3一玉としたときに▲3五歩と自らの桂馬の頭の歩を突くのが急所で△同歩とさせることで、将来桂馬が4五に跳ねたら3三に歩を打てる意味です。

ただし後手からも△3六歩と歩を伸ばして△3七歩成とと金を作る狙いもあり、このあたりは難しいところでいい勝負のようです。

雁木には△4一玉の形で仕掛けるのが参考になった1局でした。

トーチカから穴熊にせず動いてやや失敗

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手四間飛車に先手トーチカに囲った展開で△6二金左とした局面。ソフトの評価値+122で互角。

後手は6筋の位を取っているので先手は5七の銀が少し使いづらいです。

部分的には▲6八銀と引きたい形ですが、いつでも△6六歩▲同歩△同角から△3九角成の筋があるのが気になります。

直ぐにこの筋は△6六同角に▲2四歩があるので後手は指しづらいですが、少し形が違えばこの筋はありそうです。

対局中は5七の銀を活用したくて▲6八飛としました。

先手からいえば▲6八飛から▲6六歩△同歩▲同銀とすれば面白いのですが、後手もその前に動いてきました。

本譜は▲6八飛△2二角▲6六歩△1三角で、ソフトの評価値+139で互角。

この手順は、△2二角から△1三角と角を活用する手で全く気がつきませんでした。

5七の銀が浮いているので△4四角から△3五歩▲同歩△同角など考えていたのですが、△2二角から△1三角とした方が手が早いです。

実戦は△1三角以下▲6七飛△6六歩▲同銀△4六歩▲同歩△同角で、ソフトの評価値-70で互角。

この手順は△6六歩から△4六歩として後手の飛車と角が捌ける展開で、互角のようですが先手としてはやや面白くなかったようです。

▲6八飛では▲9八香がありました。

▲9八香△8二玉▲9九玉△2二飛▲6八銀△9二香▲4八角△9一玉▲5七角で、ソフトの評価値+216で互角。

この手順は先手はトーチカから穴熊にする手で、穴熊に組むと9九の玉が後手の角のラインに入りますが、それでも穴熊にする進行です。

後手も固さ負けを嫌って穴熊を目指しますが、先手は▲4八角から▲5七角と組み替えて、いつでも▲3五歩を含みに戦う形です。

確かに先手は3七の角より5七の角の方が働きやすいみたいです。

なお、全く違う将棋でもトーチカに組んでから穴熊にする手がありました。

いつかはトーチカから穴熊で指したいなとは思っていましたが、本局も穴熊を目指すのがあったようです。

トーチカから穴熊にせず動いてやや失敗が参考になった1局でした。

右玉相手の銀交換からの指し方

上図は、角換わりから後手が右玉にした展開で▲9八香と上がった局面。ソフトの評価値+136で互角。

先手は、穴熊に組んでから強い戦いにしようという考えですが、ここで後手がゆっくりとした駒組みをすると先手の穴熊が完成して後手が戦いにくくなる可能性があります。

本譜は▲9八香に△5五歩だったのですが、対局中は△5五銀を気にしていました。

この手の意味は、銀を交換すると4七の地点に空間があくので△4七角と打って以下馬を作ってもたれる指し方です。

右玉を相手に馬を作られてじっくり指されると先手も攻め方が難しくなり神経を使います。

△5五銀▲同銀△同歩で、ソフトの評価値+141で互角。

この手順は、銀をぶつけられたら取るしかないのでこのように進みますが、ここからの指し手が分かっていませんでした。

△5五同歩以下▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛△4七角▲3五歩で、ソフトの評価値+248で互角。

この手順は、先手は2筋の歩を交換して持ち駒に歩を加えます。

この手は自然ですが、後手の狙いの△4七角に▲3五歩が急所の一手です。

後手の桂馬を狙う手で、ここから手を広げていく感じです。

ただし単純に△3五同歩▲3四歩△2五桂▲3三銀は、以下△3一金▲1七桂△同桂成▲2三飛成から△8六歩▲同銀△8四桂で、ソフトの評価値-388で後手有利。

この手順は、先手は▲3三銀と打ち込んでから▲1七桂と活用して▲2三飛成とする進行ですが、後手の右玉が攻めから遠く△8六歩から△8四桂とされると右玉独特の指し方で戦っている場所が違うので先手が指しにくいです。

次の△7六桂が受けづらく、また3三の銀が少し重たいのが気になります。

△3五同歩▲1八角△2五角成▲同飛△同桂▲7五歩で、ソフトの評価値+450で先手有利。

この手順は、先手の理想の1つで飛車と角の交換から▲7五歩と突いたのが角筋を活かした手で、△7五同歩には▲7四歩△同銀▲8一角成の狙いがあります。

△3五同歩▲1八角△1五歩▲3四歩△2五桂▲4八銀で、ソフトの評価値+381で先手有利。

この手順の△1五歩は先手の角が1八にいるので指したくなる手ですが、最後の▲4八銀があると後手が少し無理気味みたいです。

△3五同歩▲1八角△3四銀▲9九玉△1五歩で、ソフトの評価値+204で互角。

この手順は、後手は△3四銀と辛抱した手で少し指しにくいですが、先手も攻めるのは大変です。

▲9九玉として玉を固めますがそこで△1五歩でどうかという展開で、これでいい勝負のようです。

やはり将棋は簡単ではないようです。

右玉相手の銀交換からの指し方が参考になった1局でした。

詰めろ逃れの詰めろをかける

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で、6二の金が▲7一金と銀を取った手に8二の玉が△9三玉と逃げた局面。ソフトの評価値+1117で先手優勢。

終盤戦でお互いに大駒が相手玉に迫っている形ですが、ここで先手の手番なのが大きいです。

ここで先手玉が詰めろになっているか、後手玉に即詰みがあるかなど考える必要があります。

ここでもし後手の手番なら、△7五桂▲同歩△7七成桂▲同桂△7六角▲8八玉△7七馬▲同銀△8七金▲8九玉△8八香▲同銀▲同玉△8七角成▲7九玉△8八銀▲6八玉△7七馬まで。

この手順は、後手は△7五桂として7六の地点に空間をあけてから△7六角と打つのが急所で、後手の駒の配置がよくぴったりです。

短い時間の対局中でもありここまでしっかりとは読めないですが、先手玉は多分詰めろだと思ったのと先手玉はほとんど受けがないと思ったので、今度は後手玉に詰みを考えました。

後手玉は何となく詰まないような気もしましたが、ひょっとして気がつかない詰み筋があるのではと思い、詰ましにいきました。

本譜は▲8二銀△同銀▲6七銀△同龍▲8二龍△同玉▲7三銀で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は、後手玉を詰ましにいったので小駒をべたべた打つ手順になります。

▲7三銀に△同玉なら▲7二金打△8四玉▲8五歩△9三玉▲8二銀△9二玉▲9三香△同馬▲8一銀不成まで。

この手順になれば▲8五歩がぴったりで詰みですが、▲7三銀には△同桂があります。

▲7三銀△同桂▲7二金打△9二玉▲9三香△同玉▲8二銀△9二玉で不詰み。

この手順は、頭に打てる持ち駒が1枚足らないため不詰みで、もしもう一枚香車があれば△9二玉には▲9三香△同馬▲8一銀不成の筋がありますが、持ち駒がないので詰みません。

よって最初の局面は先手玉は詰めろで後手玉は詰めろでないので、先手は詰めろを受ける必要があります。

▲8二銀では▲8五銀がありました。ソフトの評価値+1381で先手優勢。

▲8五銀は玉頭戦になれば出てくるような手で、接近戦に小駒を置いて自陣を手厚くしながら後手玉に迫る手です。

▲8五銀は次に▲9四銀△同玉▲9五金△9三玉▲9四香の詰めろです。

▲8五銀以下△7五桂▲同歩△7七成桂▲同桂△7六角▲同銀△同馬▲同玉△7五歩▲8七玉△7六銀▲9八玉△9七香▲8九玉△9九香成▲同玉で、ソフトの評価値+2393で先手勝勢。

この手順は、▲8五銀に後手が△7五桂から△7六角として先手玉を詰ましにいったのですが、8五の銀が攻防に利いていて△7六角には▲同銀と取れるのが大きく不詰みのようです。

また、後手も受けに回ってもほとんど受けなしのような形です。

▲8五銀が短い時間でも候補手に浮かぶようになりたいものです。

詰めろ逃れの詰めろをかけるのが参考になった1局でした。

大駒をはじかれたときの指し方

上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△2二銀と持ち駒の銀を打った局面。ソフトの評価値+1165で先手優勢。

駒割りは金香と銀桂の交換でいい勝負ですが、先手の飛車と馬と6二のと金が働いて先手が指せているようです。

しかし対局中は、△2二銀の次の一手が全く見えていませんでした。

△2二銀は馬をはじく手で、緩い手を指せば△4八桂成とされてから△5五角の王手の筋が気になります。

またすぐに▲2二同馬とするのも△同金ではっきりしないので、とりあえず王手ということではっきり分からないまま▲5一銀と打ちました。

▲5一銀△3三玉で、ソフトの評価値+1425で先手優勢。

▲5一銀は悪くなかったようで、▲5一銀に△3一玉なら▲4二金△同金▲同銀成△同玉▲2二馬で後手玉の寄せ形が見えてきます。

よって後手は△3三玉と上がりますが、次の一手が見えていませんでした。

自分の悪い癖なのか、短い時間のうち半分くらいをあまり寄らないような玉が何とか寄らないかなど考えて、無駄に時間を使っているのが多く本筋に近い指し手を逃すことが多いです。

頭では分かっていてもなかなか治りません。

本局でいえばこのような局面で▲2二馬を考えて無理だと思って▲2五飛としましたが、△1一銀でソフトの評価値+524で先手有利。

この手順はまだ先手が有利ですが、馬を取られると先手も少し攻めを継続するのは難しくなります。

△3三玉に▲2一馬がありました。

▲2一馬△4八桂成▲2五飛で、ソフトの評価値+1143で先手優勢。

この手順の▲2一馬と馬を逃げながら桂馬を取るのは自然な一手ですが、このような手が対局中に見えていませんでした。

後手は△4八桂成と金を取りますが、そこで▲2五飛と銀と取りますがこれが詰めろになっています。

▲2五飛が詰めろになっているのもぱっと見で分からなかったのです。

▲2五飛に△8六歩なら▲4二銀△同金▲同銀不成△同玉▲3二金△5三玉▲6三金△5四玉▲6六桂△5五玉▲2二馬△4四桂▲5六銀まで。

この手順は、▲4二銀から清算して▲3二金から▲6三金と金2枚を重たく使うのが盲点で△5四玉と上部に上がるのですが、▲6六桂とすると先手の飛車と馬の力で後手玉が詰みです。

手順の▲4二銀に△4四玉なら▲2二馬△同金▲5三銀打△5四玉▲6六桂△6五玉▲5六金まで。

この手順も▲6六桂が入ると後手玉は詰みです。

よって後手は▲2五飛には△5五角のような手でまだ将棋は続きますが、先手は馬を飛車が働いて指せるようです。

大駒をはじかれたときに指し方が参考になった1局でした。

遊んでいる駒を活用する

上図は、後手雁木に先手左美濃からの進展で△3四銀と歩を取った局面。ソフトの評価値+166で互角。

駒割りは、飛車と角の交換でやや先手が駒損で後手から△7六歩のような狙いがあるので先手が神経を使います。

後手は居玉ですが。王手飛車のラインを気をつければバランスが取れています。

そのような意味で先手が少し悪いのかと思っていたのですが、互角だったのは意外でした。

実戦は▲1六角△7六歩▲3四角△7七歩成▲同銀で、ソフトの評価値+207で互角と進みましたが、▲1六角は推奨手ではなかったようで△7六歩で△3九飛と受けられるとソフトの評価値+203互角。

この手順の▲1六角は狙い筋の手で、△3九飛と攻防に打たれるといつでも▲3四角の狙いはありますが、やや攻めが細い感じです。

▲3四角は候補手の1つでしたが、最初の局面では先手の5六の銀が遊んでいるので、この駒を活用した方がよかったようです。

▲1六角では▲6五銀がありました。

▲6五銀△同銀▲同桂△7七歩▲9五角で、ソフトの評価値+283で互角。

この手順は、▲6五銀とぶつけてから銀交換で桂馬を捌く手です。

ただし7七の地点が弱くなったので後手は△7七歩と打ってきます。

そこで▲9五角と王手で7七の地点を守る手順ですが、なぜか対局中は▲9五角から▲7七角とする筋は見えていませんでした。

△7七歩に▲同銀なら△8七飛成があるので▲9五角として粘りに出ている手順です。

▲9五角以下△4一玉▲7七角△7六銀▲5三桂不成△3一玉▲6一桂成△7七銀成▲同銀△7六歩▲8八銀で、ソフトの評価値+372で先手有利。

この手順は△4一玉▲7七角に△7六銀も厳しい手ですが、▲5三桂不成が王手になって金を取れる形なので、一応先手も満足です。

△7六歩に▲8八銀は形が悪く、後手に駒がたくさんあれば7七から打たれますがまだ耐えている感じです。

元々が7筋が弱い陣形だったので仕方ないようです。

遊んでいる駒を活用するのが参考になった1局でした。

詰めろのがれの詰めろへの指し方

上図は、後手三間飛車に先手居飛車穴熊の進展で△9四飛と持ち駒の飛車を打った局面。ソフトの評価値+52で互角。

△9四飛は詰めろのがれの詰めろで、先手玉は△9七歩成▲同銀△同桂成▲8九玉△9八成桂の詰めろです。

△9四飛で△2八飛のような手では、▲9二金△同香▲同歩成△同玉▲9四香△9三香▲8四桂△同歩▲9三香成△同銀▲8三角△8一玉▲9二金まで。

この手順は、▲9二金から清算して▲9四香から▲8四桂と先手の6三の龍の利きを活かして詰みです。

なお▲9二金では▲7二金からでも詰みですが、少し長手数で難しい手もあるので▲9二金が分かりやすいです。

よって△9四飛と指されたのですが、ここで対局中は後手玉が詰んでもおかしくないと思って▲7二金から詰ましにいったのですが不詰みでした。

時間がない将棋とはいえどうもこのあたりの最終盤の読みがいまひとつで、詰んでもおかしくないのときっちり詰ますとはかなり差のある話で、詰みを読み切って詰ましにいくのならいいのですがうまくいけばば詰むなど考えて詰ましにいくのは良くないです。

これが先手玉が受けなしで詰ましにいくのなら仕方ないですが、先手玉に受けがあれば受けるべきでした。

頭の中では分かっているつもりでも、実際の対局では悪い癖はなかなか治らないみたいです。

▲7二金では▲8九玉がありました。

▲8九玉△9七歩成▲同銀△同桂成▲7二金で、ソフトの評価値+99986で先手勝勢。

この手順は、一旦▲8九玉として△9七歩成からの詰めろを受ける手です。

後手は△9七歩成から銀を取って再度詰めろをかけるのは自然な進行ですが、ここで▲7二金と打てば後手玉は詰んでいました。

▲7二金△同金▲同龍△同玉▲6一角△7三玉▲8五桂△8四玉▲7四角成で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順は、▲7二金から清算するのですが▲6一角に△同玉なら▲5二金△7二玉▲6二金△7三玉▲8五桂△8四玉▲7四角成△同玉▲7五金まで。

よって▲6一角には△7三玉としますが、▲8五桂から▲7四角成がありました。

▲7四角成以下△同玉▲5二角成△6五玉▲6六金△同玉▲6七金打△6五玉▲7七桂まで。

この手順は、▲7四角成と角を捨ててから▲5二角成とするのが少し見えにくく△6五玉として一見上部が広く不詰みのようですが、▲6六金と捨てて▲6七金と抑えてから▲7七桂と打てばぴったりです。

これらの手順は、後手の8五の桂馬がいなくなれば▲8五桂と打つ筋で詰み筋に入るという展開ですが、ちょっとした形の違いで全く結論が変わるようで将棋は難しいです。

詰めろのがれの詰めろへの指し方が参考になった1局でした。