角の利きは注意して考える


上図は、角換わりからの進展で△2六桂と打った局面。ソフトの評価値+1254で先手優勢。

この将棋は全く手が見えてなく、ソフトの評価値は先手優勢だったのですが、対局中は先手がだいぶ悪いと思っていました。

△2六桂は次に△3八銀と打たれたら先手の受けが難しいと思っていたのですが、よく見ると7四に角がいるので3八の地点まで受けが利いていました。

ただし、7四の角が▲6三角成とすると今度は3八の地点には角の利きがなくなるので、ちゃんと考えないと角の利きを勘違いしやすいです。

対局中は少しでも早逃げした方がいいと思い、実戦は▲4九玉としました。ソフトの評価値+846で先手優勢。

この▲4九玉はソフトの3つある候補手にない手だったのですが、やはり少し評価値を下げたようです。

ただし、対局中は▲4九玉に△2七金▲同飛△3八銀△▲5九玉△2九銀不成で先手が悪いと思っていたのですが、これも△3八銀には▲同角とできるので成立しません。

このあたりの読み筋は全くお粗末です。

▲4九玉には△2四金と逃げ道を広げれば後手玉はもう少しもちそうなので、候補手になかったようです。

▲4九玉では▲6三角成がありました。

▲6三角成△3八銀▲8二飛で、ソフトの評価値+3108で先手勝勢。

この手順は▲6三角成とする手で厳しい手ですが、後手玉は詰めろではありません。

▲6三角成に△3八銀とされると次に△4九金と△6九金の詰めろで先手が負けているようでも、ここで▲8二飛の王手がありました。

この▲8二飛というのは自分の感覚だと少し見えづらく、直感では▲4一飛の王手を考えそうです。

しかし▲4一飛は△3二玉で、ソフトの評価値-5672で後手勝勢なので要注意です。

▲8二飛が少し見えづらいのは、王手したときに後手玉が逃げるか合駒するかなど色々なパターンを読まないといけないので、特に早指しでは間違えやすいです。

合駒もどの駒をどこに打つかなど複数のパターンがあるので、すべてを読みのは難しいです。

今回の変化手順は手が限られているので、少し分かりやすいみたいです。

▲8二飛に△3一玉なら▲4二銀△3二玉▲4一馬で詰みです。

▲8二飛に△5二金打なら▲6四桂△3二金▲5二桂成△3三玉▲2五金△7一金▲4五馬で後手玉が受けなしです。

この手順は飛車を打って合駒請求させるのがポイントで、△5二金打とさせることで、△4九金とか△6九金の詰めろを無くすことができるのが大きいです、。

今回の変化手順はたまたま後手の持ち駒に金しかなかったのですが、これ以外の持ち駒があれば全く状況が変わってくるのが将棋の難しいところです。

このあたりを短い時間でも読めるようになりたいです。

角の利きは注意して考えるのが参考になった1局でした。