金駒を捨てて飛車を活用して寄せる

上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲3八同銀と成桂を取った局面。ソフトの評価値-99971で後手勝勢。

この局面は後手が駒得で自玉が固く、先手陣は守り駒が少なくここで後手の手番なので後手勝勢です。

実戦は△2七歩で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

△2七歩で1手1手なのでこれでも問題ありませんが、最初の局面では先手玉に即詰みがあったようです。

やはり詰みがある場合は詰み筋を覚えて、今後の対局に役立てるようにした方がいいです。

△2七歩では△4八金がありました。

△4八金▲2八玉△3八金に対して、先手は▲2七玉と▲1七玉が少し手数が長いです。

△4八金▲2八玉△3八金▲2七玉以下△2八金▲1七玉△1八金で、ソフトの評価値-99984で後手勝勢。

この手順は△4八金から△3八金として銀を補充する手です。

持ち駒の金を使ったので持ち駒に銀が2枚と歩ですが、金がないと少し詰ましにくい形です。

後手は金の押し売りで△2八金から△1八金とします。

△1八金以下▲同香△2六銀▲同玉△2八飛成▲2七歩△2五歩▲同玉△2七龍▲2六歩△3四銀▲同玉△3三金▲3五玉△3四金▲4六玉△4五金まで詰みです。

この手順は2八の金が邪魔駒なので△1八金と捨てて、以下▲同香に△2六銀から△2八飛成とする筋です。

持ち駒の銀を2枚とも捨て駒で詰ますので実戦では指しにくいですが、終盤でこのように指せれば寄せが強いです。

△4八金以下▲2八玉△3八金▲1七玉以下△2八銀▲2七玉△3七金で、ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

この手順は▲1七玉と逃げる形ですが、△2八銀▲2七玉まで進んだときに△3七金がうまい手です。

後手の金と銀が渋滞しているので駒を捨てることで、6八の飛車が活用できるという手順です。

△3七金に▲同桂なら△同銀成▲同玉△2五桂▲4六玉△4五銀▲3五玉△2三金▲2五玉△2八飛成▲2六歩△3四金まで詰みです。

この手順の△2五桂に▲2六玉なら△2八飛成▲2七金△3七銀▲3五玉△2三金▲4四玉△3四金まで詰みです。

これらの手順は3一に飛車がいるので、飛車が活用できる形になると詰み筋です。

△3七金に▲2六玉なら△2五歩▲同玉△3四銀▲同玉△3三金▲3五玉△3四金▲2六玉△3六金▲同玉△3八飛成▲3七歩△3五金まで詰みです。

この手順は△3四銀と捨ててから△3三金として金を活用するのがうまい筋で、最後は飛車を成る手があれば詰みです。

以上の詰み筋が実戦で指せれば相当強いですが、少しでも短い時間で読めるようになりたいです。

金駒を捨てて飛車を活用して寄せるのが参考になった1局でした。