上図は、先後逆で先手5筋位取り中飛車からの進展で▲6五銀と出た局面。ソフトの評価値+25で互角。
相手が先手で5筋位取りの中飛車にきた場合は、後手の自分は居飛車で△7三銀型の急戦形か居飛車穴熊を目指すことが多いです。
居飛車穴熊を目指すのは方針は分かりやすいですが、先手の攻めの銀が早く中段に上がってきた場合の指し方に毎回苦慮しています。
本局でいえば▲6五銀と上がった場合ですが、自分がこのような形で居飛車をもつとほとんど攻め倒されて完敗することが多いです。
気がついたら作戦負けになっていたとか、どこかで受け損ねて一方的になるということであす。
先手は▲6五銀と出ることで、5筋から7筋を制圧して居飛車から何もできない感じになりやすいです。
具体的には▲7五歩から▲7四歩として△同歩に▲5四歩から捌くような感じです。
どこかで▲5五角と飛び出せば飛車取りになって飛車のコビンを狙うような形です。
後手は穴熊は固いのですが駒が偏っており、飛車が活用できないと勝負形になりません。
実戦は▲6五銀以下△5一銀▲7五歩△9四歩▲5六飛でソフトの評価値+171で互角したが、△9四歩では△4二銀で、ソフトの評価値-1で互角。

実戦の手順の△9四歩がぬるい手でだったようです。
自分の場合は相居飛車でも対抗形でも、指し手に困ったら端歩を突くというのが多いのですいが、それが1手パスに近いような手となり駒組みが遅れるというパターンです。
悪い癖だと思っていますが、これが簡単には直りません。
後手番なので元々1手遅れているのに、さらにのんびりと端歩をついているようでは少しずつ相手が指しやすくなってきます。
アマの将棋は先手後手ほとんど関係ありませんが、駒組みの遅れは意識しないといけなかったです。
△9四歩と突くところでは△4二銀として、とりあえず浮いている5一の銀に守りに活用すべきでした。
△4二銀はこの形では普通の手ですが、この戦型を選択したならこの形を目指すべきでした。
形勢は互角ですが、後手は金駒の連結はとれています。
先手は▲5六飛から▲7六飛から▲5八金左のような狙いがありますが、後手は△2四角と出ることで△5七角成や△7九角成の狙いで対抗します。
やや小手先のような動きですが、居飛車対振り飛車の対抗形は細かい動きがよく出ます。
また別の指し方で△5一銀で△8四飛がありました。ソフトの評価値+39で互角。

このタイミングでの△8四飛は難しい手で、自分はあまり見たことがありません。
後手の穴熊が完成してから△8四飛として飛車を横に使う手はあるのですが、6二の銀が浮いた状態で飛車が浮くのは少し違和感があります。
△8四飛は▲6五銀型をけん制する手で、△8四歩に▲7五歩とするのは△6四歩▲5四歩△6五歩▲5三歩成△同銀があります。
この手順は△6二銀型が活きる展開です。
△8四飛とすることで▲7五歩には△6四歩を用意しています。
後手としては▲6五銀から▲7五歩とされるとそれだけで圧迫感があるので、それを少しでも漢和する意味で早めに△6四歩と突く形にして、▲6五銀を追い返すということです。
ちょっとした手順の違いで、将棋の駒組みが全く違ってくるのが面白いです。
少しの手順の違いで将棋が変わってくるのが参考になった1局でした。