不利な局面から挽回するのは難しい

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△4二飛と回った局面。ソフトの評価値-768で後手有利。

△4二飛と回ったことで次の△4七歩成が受からないので後手有利です。

この局面は先手失敗ですが、対局後の検討で思ったほど差が開いていないのが不思議でした。

実戦はあやを求めて▲7六歩としましたが、△同銀▲8六角に△7五歩とされればソフトの評価値-781で後手有利。

この手順は遊んでいる角を働かせる手ですが、△7五歩と角交換を拒否されると次の△4七歩成が厳しく後手有利です。

このような苦しい局面でも何とか勝負所を見つけて戦える形にしたいです。

▲7六歩では▲6二歩がありました。

▲6二歩△同金直▲4六銀で、ソフトの評価値-744で後手有利。

この手順は、▲6二歩と金取りに打ちますが後手としてはどのように対応しても少し味が悪いです。

▲6二歩に△同金引なら将来▲7四桂のような筋がありますし、▲6二歩に△7一金は少し形が崩れるのと壁になります。

よって▲6二歩に△同金直としましたが、そこで▲4六銀とします。

△4七歩成を防ぐためとはいえ▲4六銀は銀損になりますので、この後の展開が気になります。

▲4六銀以下△同角▲6八角△4五歩▲4六角△同歩▲3一角で、ソフトの評価値-13で互角。

この手順は▲4六銀に△同角としましたが、そこで▲6八角が遊んでいる角を活用する手です。

▲6八角に△同角成なら▲4二飛成がありますので△4五歩としましたが。▲4六角△同歩に▲3一角が切り返しの手です。

▲3一角以下△4五飛▲7五角成△4七歩成▲6四歩で、ソフトの評価値+600で先手有利。

この手順は普通に△4五飛と逃げますが、そこで▲7五角成と駒損を回復します。

△4七歩成は狙いの手ですが、▲6四歩が厳しく先手有利です。

▲3一角以下△5七角▲4二角成△4八角成▲4一飛で、ソフトの評価値+3で互角。

この手順は△5七角と飛車取りかつ7五に銀にひもをつける手で、これで後手は駒得は維持できますが、飛車を取り合ってから▲4一飛と打つと、いつでも▲7一銀のような筋があるので後手は気持ち悪いです。

銀損ですが大駒が捌けて互角になれば先手は満足です。

▲4六銀に△同飛なら▲同飛△同角▲4一飛△7九角成▲同金△6一金打で、ソフトの評価値-781で後手有利。

▲4六銀には強く△同飛があったようで、飛車交換をしてから▲4一飛としても△7九角成▲同金に△6一金打とがっちり固めて後手が有利だったようです。

角と金銀の交換の2枚替えなので後手の駒得が大きいです。

また▲4六銀には△4五歩という手もあったようで、▲同銀には△3七歩成で後手有利だったようです。

こうして見るとやはり最初の局面はだいぶ先手が悪かったようです。

不利な局面から挽回するのは難しいと分かった1局でした。