上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△7七歩と叩いた局面。ソフトの評価値+359で先手有利。
駒割りは銀と桂馬の交換ですが、6一に成桂がいて7四に攻めの拠点の歩があるので少し先手が指せているようです。
ただし、後手の攻めもうるさく△7七歩の叩きは先手がどのように対応しても形が崩れます。
対局中は△7七歩に対応するのはうるさいと思い▲8八金と逃げたのですが、以降は一直線のような流れになりました。
実戦は△7七歩以下▲8八金△7九銀で、ソフトの評価値-465で後手有利。

この手順は▲8八金と玉の近くに金を逃げる手ですが、△7九銀と打ってきました。
割打ちの銀で厳しい手ですが、飛車を無視して▲7三香と打ち以下△6八銀成▲7二香成で、ソフトの評価値-1290で後手優勢。
この手順は先手の失敗例で、飛車を渡して攻め合う形ですが、速度計算も間違っており後手玉が全然寄らないのに一直線に攻め合うのは全く筋違いでした。
実戦の手の流れだと、後手から△7八歩成や△6六角成などが駒を補充する手が残っているので受けがききません。
やはり受けに回るべきときは受けに回って辛抱して、駒をためてチャンスを待つというのがよかったようで、このあたりの指し手が淡泊です。
よくあるポキッと折れる将棋です。
▲8八金では▲7七同金がありました。ソフトの評価値+351で先手有利。

この手順は、7七の歩の残さず▲7七同金とする手で金が3段目にでるので少し形が崩れます。
後手からは△5七角成や△5七銀などの攻めが見えていますので、先手はどのように対応するかが気になります。
▲7七同金以下△5七角成▲9八飛で、ソフトの評価値+617で先手有利。
この手順は△5七角成と飛車取りに▲9八飛と逃げるのが盲点で、あまり見ない形ですが意外と先手陣はまとまっています。
なお△5七角成に▲6七金引は形ですが、以下△6八馬▲同金△2八飛▲6九歩で、ソフトの評価値+323で先手有利。
この手順は自分が指しそうな手の流れで、金を引いて以下底歩を打つのは横からの攻めに固い形で対抗できそうですが、後手は2九の桂馬と1九の香車を拾ってから△8五桂のような縦からの攻めが気になります。
▲7七同金に△5七銀▲6七飛△6六銀成▲同金△7八金▲8八銀打で、ソフトの評価値+326で先手有利。
この手順は△5七銀から1枚金を取る手で、以下△7八金と張り付きますが▲8八銀打と受けていい勝負のようです。
後手はやや攻めるには戦力不足ですが、先手も攻めれば駒を渡すので短気をおこさずにチャンスを待つような指し方です。
自分が将棋を指してたまに勘違いしているのが、攻めているから有利で受けに回っているから不利と受け止めることが多いのですが、それは気持ちの問題が大きいようです。
局後にソフトで検討してみると、自分が攻めていたけどやや無理筋であったりとか、逆に相手が無理気味に攻めてきてしっかり受ければ有利だったなどがありあす。
攻めも受けも両方同じくらいに大事で、短気をおこしたらだめみたいです。
短気をおこさず丁寧に指すのが大事と分かった1局でした。