上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲7四歩と打った局面。ソフトの評価値+99981で先手勝勢。
▲7四歩と打った局面は後手玉が以下即詰みだったのですが、実戦ではそれが読めずに詰まし損ないました。
なお▲7四歩では▲7四金と打った方が手数が短く明快だったようですが、金を捨てるのは詰みが確認できないと指せないです。https://shogiamateur.com/?p=45998&preview=true
▲7四歩と打った場合の詰み手順を調べます。
▲7四歩以下△8二玉▲7一角△8三玉▲7三金で、ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

この手順の▲7四歩に△同玉なら▲6三角以下詰みなので△8二玉と逃げましたが、▲7一角△8三玉に▲7三金が継続手です。
▲7三金に△9四玉なら▲8三銀で詰みなので△同銀とするしかありません。
▲7三金以下△同銀▲同歩成△同玉▲7二成桂で、ソフトの評価値+99988で先手勝勢。

この手順は▲7三金から清算して次の▲7二成桂が難しいです。
攻め駒を捨てるというのは、戦力が少なくなるので指しにくいのですが、この場合は邪魔駒を捨てるという意味で、3三の龍を活用するための手です。
▲7二成桂では▲7四歩△同玉▲6三銀としたくなるのですが、△8三玉▲7二銀不成△7四玉で駒不足で詰みません。
おそらく自分だったら▲7二成桂は見えずに▲7四歩と打っている可能性が高いです。
▲7二成桂に△同玉なら▲4二龍△6三玉▲6二龍△7四玉▲7五歩△同玉▲7三龍△6五玉▲6六銀まで詰みです。
この手順は龍を活用できるようになれば意外と後手玉は狭く、1六の飛車がよく横に利いています。
▲7二成桂以下△7四玉▲8三銀△同玉▲8二角成△7四玉▲7三馬△7五玉▲6六銀まで詰みです。
この手順は▲8三銀と捨てるのが難しく、△同玉とすることで▲8二角成以下詰ますことができます。
▲8二角成から▲7三馬とする形になれば後手玉は狭いです。
なお▲8三銀に△7五玉は▲6六銀△6四玉▲8二角成△6三玉▲7三馬まで詰みです。
これらを見ると▲7四歩からの詰まし方は、▲7二成桂と▲8三銀の2つの捨て駒が見えるかどうかがポイントです。
この詰まし方も意外と難しく、初手に▲7四金から詰ます手順と同じような難易度です。
このような手順を見るとやはり将棋は終盤力もかなり大事だと思います。
将棋の終盤力をつける方法として詰将棋があり、詰将棋をたくさん解くことで詰み筋を覚えて終盤力を上げるということです。
自分も詰将棋は毎日数題解くような習慣がここ1年近くでできてきたのですが、終盤力はまだまだです。
特に詰み手順の初手が間違うことが多く、いくら考えても詰まないものは詰みません。
形をみたときに詰みのイメージの方向性が見えるようになりたいです。
並べ詰みでも意外と難しいのが参考になった1局でした。