最終盤で厳しく寄せる

上図は、角換わりからの進展で△4六馬とした局面。ソフトの評価値+6706で先手勝勢。

後手が1九の馬を△4六馬と引いた形で、先手がどのように寄せるかという形です。

7二に銀がいるので飛車を取るのが自然なのですが、この手はソフトの推奨手ではありませんでした。

実戦は▲8一銀不成で以下変化手順で△6三玉▲8二飛△6二金で、ソフトの評価値+4045で先手勝勢。

この手順は▲8一銀不成で飛車を取る手ですが、▲6五歩以下の長手数の詰めろだったようです。

ただし▲6五歩以下の詰めろでも自分は詰ます自信は全くありません。

変化手順の△6三玉は▲6五歩の詰めろを消した手で、以下▲8二飛△6二金と進みこれでも先手勝勢のようですが、意外と面倒なようです。

先手陣がしっかりしているので確実な手で攻めを繋げていけばいいようですが、最終盤を厳しく指すという点からすると少し甘かったかもしれません。

勝勢でも手数が伸びて甘い手を指し続けていると、気がついたら意外ともつれていたというのがよくあります。

できれば決めるときに寄せきるようにしたいです。

▲8一銀不成では▲6三金がありました。

▲6三金△5四玉▲4七金で、ソフトの評価値+4088で先手勝勢。

この手順の▲6三金ですが、少し重たい金なのでぱっと見指しにくいです。

6六に銀がいるので△5四玉とするしかありませんが、そこで▲4七金が継続手です。

先手は2三の龍と6三の金と6六の銀と4六の金の4枚で後手玉を寄せるという発想のようです。

また余裕があれば▲8一銀成と飛車を取る手もあります。

▲4七金に△4五馬なら▲5三龍まで詰みです。

▲4七金に△3五馬なら▲5三龍△4五玉▲5六龍まで詰みです。

▲4七金に△1九馬なら▲5三金△4五玉▲3七歩△1八馬▲8一銀成で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は△1九馬なら▲5三金と使うのが少し見えづらいです。

▲5三金に△4五玉としますが、▲3七歩と詰めろをかけます。

▲3七歩に△1八馬として詰めろを受けましたが、▲8一銀成と飛車を取る手が間に合って先手勝勢です。

▲6三金~▲4七金で後手玉は寄り筋だったようです。

次の局面図は実戦から▲6五歩と打った手に△6四の玉が△5四玉とした局面。ソフトの評価値+99989で先手勝勢。

この局面は後手玉に即詰みがあったのですが、実戦では気がつかず▲4八金としました。ソフトの評価値+2666で先手勝勢。

これでも問題はないのですが、やはり詰みがある場面では詰ましたいです。

▲4八金では▲5五飛がありました。

▲5五飛△同馬▲同銀△同玉▲6四角△4五玉▲4六金△5四玉▲5五金△6三玉▲5三龍まで詰みです。

この手順は▲5五飛~▲6四角が少し見えづらく一時的に後手玉を中段に引っ張りだす形ですが、▲4六金~▲5五金の筋があれば以下詰みでした。

自分の実戦では、勝勢まで進んだ局面では詰み逃しがだいたい1回はあるみたいなのでこのあたりもできるだけ詰ませるようにしたいです。

最終盤で厳しく寄せるのが参考になった1局でした。