上図は、先後逆で横歩取り△3三角型からの進展で▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値+63で互角。
後手が△8六歩と合わせて以下▲同歩△同飛と動いてきたときに▲3五歩と伸ばしてきました。
▲3五歩としたのは△7六飛を防いだ手ですが、次の手はソフトの候補手に上がっていませんでした。
実戦は▲3五歩以下△2三歩▲3八銀で、ソフトの評価値+152で互角。
この手順の△2三歩は横歩取りの戦型では冴えない手だとは分かっていましたが、激しい戦いになると将来▲8二歩のような筋があるのが気になって辛抱しました。
△7二銀型で△7四歩とか△9四歩を突いていないデメリットです。
以前全く別の局面だと思うのですが、△2三歩と打って受ける手もあったのでそれを採用しました。
少し驚いたのは、あまり冴えないと思っていた展開の評価値がそこまで悪くはなってなかったです。
ただし横歩取りは空中戦の乱戦志向の戦法だと思っていますので、その考えとは反対の手を選択したのはいまひとつだったようです。
△2三歩では△2五歩がありました。ソフトの評価値+147で互角。

この手の△2五歩は横歩取りではよく出る手で、自分も以前調べた記憶があります。
しかし実戦で指せなかったというのは忘れているのとほぼ同じなので、また調べてみます。
△2五歩には先手は色々な手がありそうですが、①▲2五同飛②▲3六飛③▲5六飛④▲2八飛が浮かびます。
とりあえず今回は①▲2五同飛について調べます。
①△2五歩以下▲同飛△7六飛▲7七角△同角成▲同金△7四飛で、ソフトの評価値-21で互角。

この手順は▲2五同飛とすることで△7六飛と横歩を取れます。
ただし後手が1歩損なのは変わっていません。
次に△8八角成があるので▲7七角と上がる手はよく出ます。
▲7七角で▲3三角成は△同桂が飛車取りになるのも▲2五同飛とさせた効果で、この展開は先手は選びづらいです。
よって▲7七角と上がったのですが、△同角成と角交換をします。
△7七角成に▲同桂なら△3三桂▲2四飛△5五角がうるさいです。
次に△1九角成と△7七角成の両方の狙いがあります。
△5五角に▲8七金のような受けもありますが、△7四飛と飛車をぶつけるのがうまいです。
自分はこの変化を調べてもよく忘れることがあるのですが、実戦ではあまり見ないです。
自分の反復の練習が足らないのか指し手が感覚的に向いていないのかは不明ですが、もう少しさっさと頭の中で並ぶようにしたいです。
よって▲7七同金ですがそこで△7四飛と引く形です。
先手の飛車が5段目にあるので△7四飛は飛車をぶつける形にはなりませんが、次に△3三桂~△5五角のような狙いです。
△7四飛に▲8二歩は△8四飛で飛車成りを受けにくいので後手がいいです。
△7四飛に▲6六角なら△3三角▲4八銀△6六角▲同歩△3三桂▲2六飛△4五角で、ソフトの評価値-91で互角。
この手順の▲6六角は▲2二角成の狙いと、▲8二歩と打つ狙いがあります。
▲6六角とすることで△8四飛とすることができません。
▲6六角には△3三角とする手があり、▲8二歩には△6六角▲同歩△8四飛があります。
以下角交換して▲6六同歩とさせると先手の形が少し崩れますので以下△4五角としていい勝負のようです。
△7四飛に▲2八歩なら△4四角▲3四歩△8六歩▲7五歩△8四飛▲8八歩で、ソフトの評価値-19で互角。
この手順は難易度が高く▲2八歩の受けはかなり打ちにくい手ですが、ソフトの候補手でした。
以下△4四角▲3四歩の展開も予想しづらく数手先を考えてないと指せないです。
最後の▲8八歩に△7七角成▲同桂△8七歩成なら▲6六角△2三歩▲7四歩△8六飛 ▲8七歩△同飛成▲8五飛で、ソフトの評価値+406で先手有利。
この手順は先手が後手の攻めを切り返した形で全く気がつかない指し方でした。
なお真ん中の局面図からの△2五歩から別の変化はまた別の機会に調べます。
△2五歩と打って反発するのが参考になった1局でした。