飛車を下から打って寄せの形を作る


上図は、後手ゴキゲン中飛車からの進展で△8四同玉と金を取った局面。ソフトの評価値+99968で先手勝勢。

この局面は後手玉に即詰みがあったようですが、実戦は▲8五歩と打ったため△7三玉で即詰みはなくなりました。

それでも先手勝勢だったようですが、やはり即詰みがある場合は詰ましたいです。

▲8五歩では▲8二飛がありました。ソフトの評価値+99969で先手勝勢。

この手順は下から飛車を打つ手で、後手は玉を逃げる手と合駒する手があります。

▲8二飛に△7三玉なら▲7二飛成△同玉▲8四桂△7三玉▲8五桂以下詰みです。

この手順の△7三玉で△8二玉なら▲4二飛成以下詰みです。

複雑なのは▲8二飛には8三に合駒をする手になります。

▲8二飛に△8三歩なら▲8五歩△同玉▲7七桂打で、△同馬なら▲同桂以下詰みです。

▲7七桂打に△8六玉なら▲8五金△7六玉▲6六金まで詰みです。

▲7七桂打に△8四玉なら▲8五歩△7三玉▲7二飛成△同玉▲6一銀△8一玉▲8二金△同玉▲4二飛成△7三玉▲7二龍まで詰みです。

▲8二飛に△8三金なら▲8五歩で△同玉なら▲8三飛成△同銀▲9五金以下詰みです。

この手順の▲8五歩に△7三玉なら▲7二飛成△同玉▲4二飛成△6二銀▲6一銀△8一玉▲7二金△9二玉▲8四桂△同金▲8二金△同玉▲6二龍△8三玉▲8四歩△同玉▲9五金△8三玉▲7二龍まで詰みです。

この手順はに▲7二飛成~▲4二飛成でこの形が詰み筋に入っているようです。

△6二銀に▲6一銀△8二玉▲7二金△9二玉で足らないようでも、▲8四桂~▲8二金~▲6二龍の送りの手筋がありました。

このような桂馬の使い方も送りの手筋ではたまに出る手で、後手の金の守りを無力化にしています。

▲8二飛に△8三銀打なら▲8五歩で、ソフトの評価値+99971で先手勝勢。

この△8三銀打は意外と面倒な手で、先手はどこかでどちらかの銀を取る形ですが後手の銀が連結しているので読む量がかなり増えてきます。

この▲8五歩も攻めるならここで、先手は5六の金を寄せに使いたいです。

▲8五歩に△同玉なら▲8三飛成△同銀▲9五金△7六玉▲6六金△8六玉▲9八桂△同馬▲7七銀△8七玉▲7八銀まで詰みです。

この手順の▲9五金は少し指しにくい手ですが、先手は銀と桂馬をうまく使って詰みです。

金はとどめに使えの格言でない手なので形を決めるのは決断がいりますが、先手は自陣の駒の配置がいいので意外と狭い玉だったようです。

▲8五歩に△7三玉は少し複雑になるのでまた別の機会に調べます。

飛車を下から打って寄せの形を作るのが参考になった1局でした。