上図は、角換りから後手が3三の銀が△4四銀と出た局面。ソフトの評価値+15で互角。
右玉で△4四銀はよく出る手ですが、△5三銀や△5五銀や△3三桂などを狙って含みの多い手です。
本譜は▲6七銀△3三桂▲5六歩で、ソフトの評価値-31で互角。
▲6七銀は△5五銀とぶつけられるのを事前に避けた手で、駒を繰り替えて▲5六歩としましたが、▲6七銀では▲2四歩と歩の交換を狙う手があったようです。
▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△3三桂で、ソフトの評価値+145で互角。

先手は2筋を交換して▲2九飛と1歩を持ち駒にします。
後手は△4四銀と出たので、△3三桂とします。
△3三桂の狙いは、△2一飛から△2四歩と2筋を逆用する筋です。
△3三桂▲6七銀△2一飛▲5六歩△2四歩▲2三歩で、ソフトの評価値+427で先手有利。

△3三桂に対して▲6七銀~▲5六歩とじっくり指すのが、なかなか浮かびません。
後手が2筋から逆用しようとしているので、対策がないと指せません。
△2四歩に▲2三歩が狙いの1手です。
▲2三歩に△同金と△同飛がありますが、今回は△同金の場合です。
▲2三歩に△同金なら、▲3二角△2二飛▲4一角成△5三角▲7五歩△5二銀▲2三馬△同飛▲7四歩で、ソフトの評価値+1030で先手優勢。
手順の▲3二角△2二飛に▲4一角成がうっかりしやすい手で、ここで▲4三角成は△5三金で、ソフトの評価値-50で互角。
△5三金で馬が死んでしまうので、互角とはいえ先手少し大変です。
手順の▲4一角成に△5三角が▲3一馬を防いで次に△5二銀を狙った手です。
手順の▲7五歩△同歩なら、▲1五歩△同歩▲同香△同香▲7四歩で、ソフトの評価値+817で先手優勢。
7筋の桂馬の頭を狙うのが急所のようです。
変化はたくさんあり実戦的にまだ大変ですが、先手の手がいいところにいっています。
2筋の逆用に▲2三歩が参考になった1局でした。