桂馬の形を活かした叩きの歩

上図は、先後逆で相居飛車からの進展で5七に飛車がいたときに△6五桂と跳ねて▲5九飛と逃げた局面。ソフトの評価値+144で互角。

駒が中央でぶつかっておりお互いに怖い局面ですが、ここからの指し手は淡泊すぎました。

本譜は▲5九飛以下△5五金▲同飛△4一玉▲6六歩△5四銀▲5八飛△5七歩▲2八飛で、ソフトの評価値+540で先手有利。

この手順は、△5五金▲同飛となったのですが以下▲6六歩と打たれて桂損が確定して後手が全く悪いです。

△5五金では△5八歩がありました。

△5八歩▲同飛△5七歩で、ソフトの評価値+91で互角。

△6五桂と跳ねた形を活かして△5八歩から△5七歩と叩いて勝負すべきでした。

この手は少しは見えていたのですが、△5七歩▲同金の後の手が見えていませんでした。

△5七歩▲同金△5五金▲同角△5七桂成▲同飛△4八銀▲5六飛△5七金で、ソフトの評価値-705で後手有利。

この手順は、後手が居玉でしかも歩切れで怖い局面ですが、△4八銀から△5七金で少し後手が指せているようです。

よって、△5七歩に▲2八飛としますが△5五金▲同角△5八銀で、ソフトの評価値+139で互角。

この手順は▲2八飛に△5五金から△5八銀とする手です。

△5八銀は気持ちのいい手ですが、まだ駒が少ないので互角です。

△5八銀以下▲6八玉△4一玉▲5九歩△6七銀成▲同玉△3二玉で、ソフトの評価値+135で互角。

この手順も将来的には▲6六歩から桂馬が取られそうな形ですが、その間に△3二玉と玉を整備して少しでも強い戦いに備えるという感じです。

先手玉も少し不安定な形なので、実戦よりは良かったようです。

桂馬の形を活かした叩きの歩が参考になった1局でした。