上図は、先後逆で先手ゴキゲン中飛車からの進展で、▲3五桂と打った局面。ソフトの評価値-533で後手有利。
▲3五桂は、次に▲2三桂成や▲4三桂成があり両方を防ぐ手はありません。
駒割りは角と桂馬の交換で後手が駒得ですが、対局中は後手が受け損なうと大変かと思っていました。
本譜は△4四金▲2三桂成△4二玉▲3三成桂△同桂で、ソフトの評価値+654で先手有利。

この手順は、▲2三桂成から捌いてきた手ですが、この局面で▲5一銀△同金▲3三銀成△同玉▲5一飛成で、ソフトの評価値+744で先手有利。
後手玉が広いものの薄いので後手が苦しそうです。
後手からは△4六桂▲同歩△4七銀のような筋はありますが、▲2八玉となった形が後手玉が詰めろになっていますので、後手がまずそうです。
△4四金では△6七角がありました。ソフトの評価値-460で後手有利。

△6七角は攻防の角で後手玉は怖い形ですが、先手も△5八角成や△4九龍の筋があります。
△6七角以下▲4三桂成△2二玉▲3三銀成△同桂で、ソフトの評価値-634で後手有利。
この形は後手玉は怖いのですが、先手玉は△4九龍▲同玉△5八角成▲同玉△6七銀で▲同玉なら△6九飛以下、▲4九玉なら△4八金以下の詰めろになっています。
よって▲5九歩と受ける形ですが、これからの勝負のようです。
△4四金と自陣だけの受けでなく、△6七角と攻防の角を打って攻めと受けの両方に利かすのが手が広かったようです。
攻防の角を打って攻めと受けに利かすのが参考になった1局でした。