相掛かりの後手の棒銀の受け方


上図は、相掛かりからの進展で後手が△8四銀と出た局面。ソフトの評価値+43で互角。

後手の8三の飛車の位置が少し珍しい位置ですが、数手前に後手の飛車の位置によっては▲6六角とか▲5五角などがあったため、用心して角の当たりにならない位置に引いています。

後手は△8四銀として以下銀を捌く狙いに対して、先手がどのような形で受けるかが少し悩みました。

本譜は▲8六銀△6二金▲2七銀で、ソフトの評価値-19で互角。

この手順の▲8六銀はあまり見ないような手ですが、将来△7五歩に先に受ける形にしました。

これによりいつでも▲5五角と出る筋があります。

後手は△6二金と7三の地点を補強して以下▲2七銀ですが、このあたりの指し手の善悪はよく分かりませんでした。

評価値は思ったほど下がっていないので、そこまで悪い指し方ではなかったようです。

別の指し方で▲8六銀では▲3六歩がありました。

▲3六歩△7二金▲3七銀△7三桂▲4六銀△3四歩▲5八金 △4二銀▲6六歩 △8五銀▲6七金右で、ソフトの評価値-9で互角。

この手順は、後手の棒銀に先手は矢倉に組んで指す形で、先手の右の銀は▲4六銀として中央に駒組みします。

この指し方だと先手の玉は左側に移動すると後手の攻めに近づくので、▲6九玉あたりに囲うような感じです。

先手の角が使いづらいので▲5六歩から▲7九角と引き角にして活用します。

これも1局の将棋ですが、棒銀の受け方もいろいろあって興味深いです。

私の場合は、相手が棒銀や早繰り銀できたときの受け方が毎回その局面で悩みます。

ちょっとした形の違いやその場の雰囲気や相手によって、指し方が変わってきている感じです。

棋譜並べで攻める方で並べる方が多く、受ける方での棋譜並べが少ないのが原因かもしれません。

相掛かりの後手の棒銀の受け方が参考になった1局でした。