上図は、横歩取り△4五角戦法からの進展で▲3一龍と銀を取った手に△4一銀と打った局面です。ソフトの評価値+289で互角。
数手前に▲3一龍に△同金なら▲3三角から▲8八角成で盤石になりますが△4一銀がしぶとい手です。
この瞬間は角桂と銀の交換で先手が駒得ですが、△5八銀からの詰めろと△3一金と龍を取る手があるので先手が忙しいです。
本譜は次の手が見えず▲2四角△3三歩▲5八銀△8九龍▲6九歩△3一金で、ソフトの評価値-1236で後手優勢。
この手順は、詰めろを防いだのですが、後手に駒損を回復され逆に先手が銀桂損で先手まずいので失敗です。
▲2四角では▲3三角がありました。ソフトの評価値+348で先手有利。

この手順は▲3三角と打っても△同金と取られて手がないように見えますが、その後が気が付かないです。
▲3三角△同金▲4二角△6二玉▲3三角成で、ソフトの評価値-7で互角。

この手順は▲4二角から▲3三角成と金を取る手です。
この瞬間が先手玉が危ないのですが、△5八銀▲4八玉△6七銀成の開き王手には▲8八馬があります。
このような詰めろの受け方は、あまり見たことがありません。
普通詰めろは、玉の周りに駒を打って防ぐのが普通ですが、遠くから角を利かせて詰めろを防ぐのは手でなかなか見えない手です。
▲3三角成としても実戦的には先手玉は薄いのでまだ大変ですが、本譜の駒損に比べたらはるかにいいです。
滅多に出る筋ではありませんが、角を使って詰めろを防ぐのが参考になった1局でした。