銀と桂馬を交換して受ける

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形から3二の飛車を△6二飛とした局面。ソフトの評価値+164で互角。

△6二飛は先手が穴熊模様にしたときにたまに出る手です。

ここでは▲9八香もあったようですが、後手から6筋と9筋の攻めを受ける形になるので本譜は別の指し方をしました。

本譜は△6二飛以下▲6八銀上△5二金右▲6五歩△同桂▲8六角△5七桂成▲同銀で、ソフトの評価値-111で互角。

この手順は、銀と桂馬の交換で先手が少し駒損ですが、後手からの攻めを事前に受けた形です。

ただし、先手の玉の守りの駒組みのバランスが少し悪い感じで、やや評価値が下がっているのが気になります。

▲6八銀では▲6五歩がありました。

▲6五歩△同桂▲6八角△5七桂成▲同角で、ソフトの評価値+29で互角。

この手順は、実戦と同じ銀と桂馬の交換で先手が少し駒損なのですが、7九の銀のままにして角を5七に移動するのが違います。

▲5七同角はいつでも▲2四歩から攻める筋があります。

▲5七同角以下△4五歩▲6六歩△6五歩▲2四歩△6六歩▲7七金寄で、ソフトの評価値+275で互角。

この手順は、後手が△4五歩から△6五歩と角筋を活かして攻めてきたのですが、▲2四歩から反撃します。

後手の攻めはやや単調ですが、先手としてもいやな筋で△6六歩に▲7七金寄が少しうっかりしやすい手です。

一般的に金が2枚縦に並んだ形は結構強いです。

▲7七金寄以下△2四歩▲同角△同角▲同飛△3二銀▲7三角で、ソフトの評価値+264で互角。

この手順は、角交換から▲7三角として気持ちのいい手順ですが、実戦的には互角のようです。

銀と桂馬を交換して受けるのが参考になった1局でした。