早繰銀で▲5五歩と突かずに指す


上図は、角換わりから先手が早繰銀の進展で後手が△6四歩と突いた局面。ソフトの評価値+76で互角。

早繰銀にするとこのように似た局面が出てきます。

先手は5筋の歩を伸ばしてから▲5四歩と突いて▲7一角を含みに指すのが多いので、実戦は▲5五歩としました。

▲5五歩△7三桂で、ソフトの評価値-72で互角。

この手順は普通ですが、ソフトは互角とはいえ▲5五歩は推奨手に入っていないのが不思議です。

後手の2筋と3筋は固いのですが、5筋はやや弱いので先手が5筋の歩を伸ばすのは自然に見えますが、このあたりはよく分かりません。

▲5五歩では▲5五角がありました。ソフトの評価値+109で互角。

対局中は▲5五角は見えており、この手も魅力的に思っていましたが、やや単調な狙いなので1歩得くらいしても後手の持ち角の方が使いやすいと思ってやめました。

▲5五角以下△6三金▲4四銀△同銀▲同角△3三銀▲5五角△5四銀▲3三角成△同玉▲3五銀で、ソフトの評価値+130で互角。

この手順は、△6三金と受けた手に▲4四銀から1歩得して銀交換をする手です。

以下△5四銀と打った時に▲3三角成として▲3五銀と張り付くと、後手の陣形がやや薄いので、先手の主張が通っている感じです。

手順の△5四銀で△7三桂なら、▲3七桂△5四金▲4六角△4五歩▲3五角で、ソフトの評価値+230で互角。

この手順は、△7三桂に遊んでいた桂馬を▲3七桂と使う展開で、先手の角が▲4六角とか▲3五角とかやや狭い使い方をしていますが、互角のようです。

このような展開になると、▲5五歩から▲5四歩と伸ばすとは別の将棋になっているのが面白いです。

早繰銀で▲5五歩と突かずに指すのが参考になった1局でした。