飛車先の歩を突き捨てて手を作る


上図は、先手が雁木からの進展で後手が△3六歩と歩を取った局面。ソフトの評価値+287で互角。

この局面は、先手は2一にと金が出来ているのが大きいのですが、後手も△2五銀から△3六歩と先手陣に圧力をかけているのでいい勝負のようです。

本譜は▲6九玉△3五角▲4七飛△2八歩で、ソフトの評価値+66で互角。

この手順は、▲6九玉と早逃げして味がいいかと思っていたのですが、△3五角から△2八歩とされると先手も忙しいようです。

以下▲1七桂△3四銀で次に△4五桂と活用されるのが痛いです。

▲6九玉とした手があまり活きていないようです。

▲6九玉では▲4四歩がありました。ソフトの評価値+287で互角。

▲4四歩は少しは見えていたのですが、△同歩でも△同角でも効果がよく分からなかったのでやめました。

▲4四歩△同歩▲5八金△4五歩▲4九飛△2八歩▲1七桂△3四銀▲6九玉で、ソフトの評価値+351で先手有利。

この手順は△4四同歩に▲5八金が浮かびにくく△4五歩に▲4九飛と一番下に引く手です。

以下△2八歩には▲1七桂と跳ねる展開ですが、▲4九飛としているため先手の飛車が広く使えています。

▲4四歩△同角▲2三歩△同金▲6五歩△7三銀▲4四飛△同歩▲4三角△5一飛▲1一と△4二玉▲2一角成△4五桂▲6八玉で、ソフトの評価値+341で先手有利。

この手順は、▲2三歩から▲6五歩と味付けをしてから▲4四飛とする手で以下▲4三角から馬を作る展開です。

このようになると、後手の今までの抑え込む指し方とは違う展開なので指しづらいと思います。

飛車先の歩を突くと意外と飛車が活用できるようです。

飛車先の歩を突き捨てて手を作るのが参考になった1局でした。