銀が出られる前に早めに仕掛ける


上図は、後手雁木に先手が左美濃からの進展で後手が△7四銀とした局面。ソフトの評価値+223で互角。

先手が左美濃の後手が棒銀なのは少し珍しい展開ですが、先手はゆっくりしていると△8五銀から△7六銀と攻めてこられます。

実戦では▲4八飛としたのですが、これがぬるかったかもしれません。

▲4八飛△8五銀▲4五歩△同歩▲同銀△8八角成▲同玉△4四歩で、ソフトの評価値-96で互角。

部分的に▲4八飛と回るのは自然な手ですが、後手の△8五銀の活用もなかなかうるさく、△7六銀や△8六歩などがあり先手玉は薄いのでいやな形です。

先手は▲4五歩と仕掛けますが、角交換してから△4四歩で▲同銀△同銀▲同飛には△5五角の筋があり後手の方が手が広い感じです。

後手の銀を△8五銀と出られる前に仕掛ける手があれば仕掛けたいです。

▲4八飛では▲4五歩がありました。 ソフトの評価値+224で互角。

この手は後手の7四の銀が働く前に仕掛ける手です。

タイミングが少し早いですが、ここから手が繋がるかどうかが気になります。

△同歩▲3三角成△同桂▲5五銀で、ソフトの評価値+236で互角。

この手順は、角交換してから▲5五銀と出るのが急所です。

次の狙いは▲4四歩ですが、△5四歩としても▲4四歩があるので、受けになっていません。

▲5五銀に△8五銀なら、▲4四歩△5二銀▲6五角△4二玉▲7七桂△7四銀▲3二角成△同玉▲4三金で、ソフトの評価値+418で先手有利。

この手順は、▲6五角と打ってから▲7七桂とするのが味がよく、以下▲3二角成から▲4三金で先手が指せそうです。

なお最初の局面で▲4五歩には、△8五銀▲4四歩△同銀▲4八飛△4三歩▲4五歩△3五銀▲3三角成△同桂▲3六歩△同銀▲4四歩△同歩▲6五角で、ソフトの評価値+95で互角。

この手順は、後手も△8五銀と攻め合いにきますが、角交換から▲6五角でいい勝負のようです。

銀が出られる前に早めに仕掛けるのが参考になった1局でした。