上図は、角換わりからの進展で△8六歩と突いた局面。ソフトの評価値+187で互角。
△8六歩と突かれる前の似たような局面はたくさんありますが、ここで△8六歩は初めて見ました。
前からこの筋は気にはなっていたのですが、実戦で見たことがなかったので後手が少し無理気味かと思っていました。
本譜は▲8六同歩△5五角▲3七銀△7七角成▲同桂△8六飛で、ソフトの評価値+403で先手有利。

この手順は、角と銀の交換で先手が駒得ですが、次に後手から飛車が成る手があるのでどのようにするかが気になります。
実戦は▲6五桂△8九飛成▲5三桂成△5二歩▲5四成桂で、ソフトの評価値+408で先手有利。
この手順の▲6五桂に△6四銀と打つ手はあったようで、以下▲5三桂成△同銀▲7五角△8九飛成▲5三角成△7七桂は、ソフトの評価値+261で互角。
飛車を成らせると先手が駒得とはいえ後手は攻めに専念できそうです。
▲6五桂では▲8八歩がありました。ソフトの評価値+476で先手有利。

飛車を成らせない▲8八歩の方が手堅かったようです。
▲8八歩は自然な一手ですが、なぜか対局中は全く考えてなかったです。
▲8八歩に△8七歩なら、▲6五桂△8八歩成▲5三桂成△3三銀▲6六角で、ソフトの評価値+714で先手有利。
この手順は、▲5三桂成とした手が次に▲7七角△8七飛成▲2二角成△同金▲4二銀の詰みを狙っています。
よって先受けの△3三銀ですが、▲6六角が手厚い一手です。
これも次に同じような狙いで▲7七角打から▲3三角成が狙いです。
普通に考えたら、8九の桂馬が▲5三桂成とすれば先手が指せそうです。
角換わりの序盤の角銀交換が参考になった1局でした。