上図は、角換わりで先手が早繰銀からの進展で▲3四歩と歩を取った手に△同銀とした局面。ソフトの評価値+16で互角。
△同銀としたときに次に△3五銀左とぶつけられる手が気になって本譜は▲3六歩を打ったのですが、これがよくなかったようです。
▲3六歩△4三銀▲2五歩△3三銀▲3五銀△3四歩▲4六銀で、ソフトの評価値-395で後手有利。
この手順の△4三銀は、▲5四歩△同歩▲7一角△8一飛▲4四角成を防いだ手ですが、本譜は戦いの争点が無くなって先手が失敗している感じです。
▲3六歩では▲5四歩がありました。ソフトの評価値+23で互角。

▲5四歩と歩を突き捨てる手があったようで、△同歩なら▲7一角△8一飛▲4四角成で、ソフトの評価値+665で先手有利。
この手順は、先手が馬を作って手厚くなるので先手が指せそうです。
▲5四歩に△3五銀左なら、▲同銀△同銀▲2九飛でソフトの評価値+584で先手有利。

この手順は、後手から銀をぶつけることで先手の銀が捌けたのですが、▲2九飛に△3六歩が気になります。
△3六歩▲2五桂△3七歩成▲4一銀△4七と▲同金△3八銀▲3三歩△同桂▲3二銀成△同玉っ▲5三歩成△同金▲3四歩△2五桂▲3三金△4一玉▲7一角で、ソフトの評価値+2265で先手勝勢。
この手順は、後手がと金を作ってから△4七ととする手ですが、さすがに攻め合いは後手玉が弱く、しっかり指せば先手が攻め切れそうです。
早繰銀は、攻めの銀と守りの銀を交換して持ち駒にして手を広げていくのが手の流れなので、桂馬を狙われるので交換を避けるという選択はなかったようです。
早繰銀は銀を交換して攻めるのが参考になった1局でした。