上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲5六飛と3六にいた飛車が逃げた局面。ソフトの評価値-1106で後手優勢。
駒割りは角金と飛香の交換で後手が少し駒得しており、先手玉が薄いので後手優勢です。
ここで後手の手番ですが、先手から▲2九香という手が気になりその対応が分からなかったので△2八馬としました。
△2八馬でソフトの評価値+152で互角。
△2八馬はかなりぬるい手みたいだったようで、▲2四歩から▲2二歩で後手陣を崩してから▲7七桂から▲6五桂の筋を見せれば後手も大変です。
このような展開になると△2八馬が一手パスみたいな進行になります。
△2八馬では△5九角がありました。
△5九角▲2九飛△3七馬で、ソフトの評価値-1010で後手優勢。

この手順の△5九角は特段難しい手ではないのですが、対局中は全く見えていませんでした。
このあたりの直感が悪いようで、このような手が見えるか見えないかで形勢が全く変わってきます。
▲2九飛と角と馬を狙いますが、△3七馬で桂馬を取ります。
△3七馬▲5八金△4八角成▲同金△同馬で、ソフトの評価値-1062で後手優勢。

この手順は△3七馬と桂馬を取ってから角と金の交換なので、2枚替えで後手が駒得しています。
先手は2枚の飛車が自陣飛車なので、少し使いづらいので後手が指せそうです。
△4八同馬以下▲2四歩△4七馬▲2八飛△5六馬▲同銀△5九飛▲2三歩成△1九飛成▲2五飛△8六桂で、ソフトの評価値-1753で後手優勢。
この手順は、▲2四歩とあやを求めてきた手に△5六馬から△5九飛が少し指しづらいですが厳しいです。
▲2三歩成で少し後手が危険なようでも、△1九飛成から△8六桂で厳しく指すのが形みたいです。
このあたりの指し手が実戦で指せるかとなると、元々後手の方が形勢が良かったので少し難しいようです。
大駒を使って厳しく指すのが参考になった1局でした。

















