上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△8五歩と突いた局面。ソフトの評価値-16で互角。
将棋を指すときはほとんど早指しなのですが、たまに早指しでもフィッシャーで指すことがあります。
秒読みと違ってフィッシャーは少し持ち時間があるのですが、考えると時間がなくなるので、どうしても序盤は早指しになります。
本局もそんな感じで序盤はほとんど深く考えないで指したのですが、気がついたらどうにもならなくなりました。
△8五歩以下▲2八飛△6五歩▲同歩△同銀で、ソフトの評価値-27で互角。

後手からの仕掛けを全く軽視していたのですが3つ理由があって、1つ目は仕掛けの数手前まで千日手模様だったのと、2つ目は△4一飛型でやや受け身の指し方だったのと、3つ目は△6五同桂でなく△6五同銀だったことです。
このタイミングで△6五同銀と指されると、銀交換になれば△3九銀の割打ちの銀があります。
また△7五歩▲同歩△7六歩のように先手玉のコビンを攻める手があるので、先手の陣形の組み合わせとしては最悪でした。
ただし、この局面のソフトの評価値は互角だったようで、△6五同銀以下▲6四歩△6一飛▲2九飛で、ソフトの評価値-145で互角。
この手順は、▲6四歩と垂らして次に▲6三歩成△同金▲5二角を狙った手で、後手は△6一飛と受けますがそこで▲2九飛と△3九銀の割打ちの銀を防いでいい勝負のようでした。
このあたりの指し手の柔らかさは、指摘されればなるほどという感じです。
最初の局面の▲2八飛では▲7九玉がありました。
▲7九玉に△6五歩なら▲6九飛で、ソフトの評価値+107で互角。

この手順の▲7九玉は、手待ちをするならこれが自然でした。
それに対して後手の△6五歩はソフトの候補手にない手で、あまりいい手ではない可能性が高いですがこの場合は▲6九飛と対応するようです。
飛車が1段目いるときに相手が仕掛けてきたら、その筋に飛車を回って受けるというのは角換わり腰掛銀ではたまに見ます。
ただし、自分の場合は▲6九飛というのはこのような手はあったなという感じで、対局中はほとんど見えません。
多分棋風に合わないということだと思いますが、玉と飛車が接近してどうしても受けの力が必要な将棋になりやすいということです。
攻める将棋でなく受けに重点をおいてもたれるような指し方になるので、相手玉を攻めるという展開にはなりにくいです。
それでうまくしのいで逆に攻める形になればいいのですが、受け損なって反撃すらできないという展開になりやすいです。
▲6九飛以下△6六歩▲同銀△6五歩▲同銀直△同桂▲同銀△同銀▲同飛△7三銀▲6三銀△6四銀打▲8五飛で、ソフトの評価値+353で先手有利。
この手順は△6六歩から△6五歩と後手は6筋をおさえてきたら、▲6五同銀直とさっぱりする指し方で先手は飛車を活用します。
△7三銀の受けに▲6三銀と打って、△6四銀に▲8五飛がやや盲点で△6三金としても▲5二角がうるさいです。
なるほどという手順ですが、かなり難しい指し方です。
手待ちはできるだけ形を崩さすに待つのが参考になった1局でした。