上図は、先後逆で先手が陽動振り飛車からの進展で▲6四歩と歩を取った局面。ソフトの評価値-516で後手有利。
先手が陽動振り飛車をしたことで後手がやや玉を強く囲いづらい展開になったので、早めに動きました。
先手から次に▲6三歩成が結構厳しいのですが、後手も△7九飛成と飛車が成れる形です。
対局中は△7九飛成としたいのですが、▲6三歩成の方が厳しいと思って△6二歩と受けたのですがこれは良くなかったようです。
実戦は▲6四歩以下△6二歩▲7七歩△7三桂▲3六歩で、ソフトの評価値+182で互角。
この手順は、△6二歩と受けたことで先手も▲7七歩と受けてゆっくりした展開になったのですが、後手が1歩損です。
後手はあまりゆっくりしていると▲8二角のような手もあるので、結構忙しいです。
ソフトの評価値はそれでも互角だったのが少し意外でしたが。▲3六歩には△4四角と打ってどうかという展開です。
△6二歩はあまりよくなかったのですが、△4四角のような手は参考になります。
△6二歩で△7九飛成がありました。
△7九飛成▲6三歩成△6七歩▲同飛△7六角▲5二とで、ソフトの評価値-565で後手有利。

この手順は▲6四歩に△7九飛成とする手で、これでよければ分かりやすいです。
先手は▲6三歩成に△6七歩と打つのが手筋で、▲同飛とさせて△7六角と打つ手が手の流れです。
ただし先手も▲5二とでと金を活用してきます。
対局中は△7九飛成からのこの変化を頭の中で考えていたのですが、早指しではほとんど考えるというより直感に等しいので後手がまずいと思いました。
よってこの変化を避けたのですが、この局面が後手有利だったのは気がつきませんでした。
▲5二と以下△6七角成▲4二と△同金上▲6七銀△6六歩▲5六銀△6九飛で、ソフトの評価値-455で後手有利。

この手順の▲5二とに△同金もありそうですが、▲6一飛成△5一金▲7一龍でソフトの評価値+465で先手有利。
この手順は先手も飛車が成れるのが大きく、△5一金として龍をはじく受けですが▲7一龍とした形が、後手の7九の龍と7六の角の位置関係があまりよくなく後手が少し動きづらいです。
よって▲5二とには△6七角成とするのですが、▲4二とで銀を取って王手をする手が先手になります。
以下駒の清算をすると角銀と飛車の交換で2枚替えで後手が駒損ですが、△6六歩から△6九飛と打った局面が後手有利なのが盲点です。
次に△2九飛成があるので先手は▲3九銀とか▲5九銀とかで受けるしかありませんが、後手は△8九龍から△9九龍と駒損を回復して後手が指せるようです。
後手玉は2枚の金の守り駒なのでやや薄いですが、先手の駒も角と銀ではやや後手玉に迫りにくい形なのでまだ耐久性があるようです。
一時的に2枚替えの駒損でも指せるのが参考になった1局でした。