上図は、角換わりからの進展で△7四角成とした局面。ソフトの評価値+938で先手優勢。
対局中は少し先手がいいと思っており、4四に歩の拠点があり先手の飛車を角が働いているので先手が指せているようです。
ここからどうやって優勢を拡大するかという局面です。
先手は攻め駒が飛車と角と4四の歩だけなのでやや細いのですが、後手は6二に歩があって飛車の横利きが止まっているので攻めのチャンスです。
ここで▲4五飛か▲7四同飛のどちらかを思っていましたが、駒得を重視して▲4五飛としました。
実戦は△7四角成以下▲4五飛△同銀▲同角△8六歩▲同歩△4九飛▲5六馬△同角▲同歩で、ソフトの評価値+1064で先手優勢。
この手順は飛車と銀銀の交換の2枚替えなので、先手が少し駒得です。
▲4五飛はソフトの候補手の1つでまずまずの展開のようで、持ち駒の角と銀銀と歩でうまく攻めればこの展開も悪くはなさそうです。
ただし△7四角成にソフトの推奨手は▲7四同飛でした。
△7四角成以下▲7四同飛△同金▲2二歩で、ソフトの評価値+841で先手優勢。

この手順は▲7四同飛と飛車を角を交換する手で、△同金に▲2二歩と歩を打つ展開です。
後手の7四の金と4五の銀が受けに役立っていない形ですが、先手も攻め駒が少ないので少し勇気がいる手順です。
▲2二歩は手筋の歩で△2二同金とすれば4三の地点が弱くなるのと、壁金になるので打って損はありません。
▲2二歩に△1三桂はありますが▲2一歩成としてと金を作って。と金も攻めの拠点になります。
よって後手は△2二同金と辛抱します。
▲2二歩以下△同金▲4五角△同銀▲6一角で、ソフトの評価値+1675で先手優勢。

この手順は△2二同金に▲4五角と角と銀の交換から▲6一角と打つ展開です。
ソフトは、優勢の局面からさらに優勢を拡大して勝勢に進めるのがうまいです。
自分の場合は優勢でも変な手を指して一気に互角になるなどよくあるパターンですが、ソフトはこのような展開はまず逃さない感じです。
▲4五角△同銀に▲6一角が次に▲4三歩成からの詰めろです。
先手の攻めは角と銀と歩でやや細いのですが、後手も守り駒が少ないのでこれで手になっているようです。
▲6一角以下△3二金▲4三銀△3一玉▲3二銀成△同玉▲4三歩成△2二玉▲5二角成△4九飛▲7四馬△8六歩▲同歩△8五歩▲2四歩△8六歩▲2三歩成△同玉▲4一馬△2四玉▲2五歩△同玉▲2六金△2四玉▲2三金まで。
この手順は一直線でややうまくいきすぎですが、先手はと金を作って▲5二角成として手を広げていきます。
後手は受けが効かないので△4九飛から△8六歩と攻め合いにでますが、先手は▲7四馬から▲2四歩がうまいです。
▲2四歩が何気ないように見えて実は詰めろで、△8六歩には▲2三歩成から即詰みです。
このような手順も簡単そうに見えますが、これを実戦で同じようにできるかというと自分の場合は簡単ではありません。
多分▲2四歩は自分の実戦だと見えないような気がします。
そこら辺が自分の課題の1つでもあります。
守り駒を薄くしてうまく攻めるのが参考になった1局でした。